「炎情」は、妖刀伝二次小説サイトです。 綾女と左近の、本編でのあの別れに納得できなくて、色々な妄想を膨らませ、ちりばめています。
懐かしい髪の香りがした。左近はふと振り返る。そこには誰もおらず、穏やかな風が一陣吹き抜けていっただけ。「まさか、な」懐にある小太刀。その持ち主は、いない…
ふと先のほうで何か争う声が聞こえた。「野盗か?」左近は足を速めた。一人の若い男が数人の男に囲まれている。男は行商人のようで、野盗はその荷物を狙っている。…
前を行く女からほのかに懐かしい香りがしていた。客間に通され、部屋を出ようとする女に左近は声をかけた。「そなた、名はなんと申される?」女は答えた。「綾女、…
長いような短いような沈黙を終わらせたのは、左近だった。「綾女はずっと、戦いの中を生きてきました。やっと一人の女として生きられるようになったのなら、俺がいては差…
1
2
3
4
5