「炎情」は、妖刀伝二次小説サイトです。 綾女と左近の、本編でのあの別れに納得できなくて、色々な妄想を膨らませ、ちりばめています。
安土襲撃前夜。綾女と左近は些細なことで口論になった。続きはこちらからどうぞ…
翌晩。龍馬は蘭丸とともに冥府魔道に落ち、妖刀のひとつが消えた。左近は疲れきっていた。大きな外傷はないものの、妖刀の力を出しすぎたのか、体がきしみ、痛む。「…
綾女を失ってから、はやひと月がたとうとしていた。ふと綾女の気配を感じる時がある。もういないはずなのに、あの夜の甘い香りが漂う。「俺はおかしくなってしまった…
翌月も左近は、満月の夜に綾女の姿を認めた。「なぜ、3月の間なんだ?」綾女は答えた。・・私は、まだ寿命が尽きていないらしい。妖刀によって、少しの間眠りについ…
今晩は中秋の名月。1年で最も美しく月が輝く。左近は滝へ急いでいた。思わぬ用が入り、戻りが夜更けになってしまった。ここからあの滝まではまだ1里(約4km)…
左近の腕の中で息を引き取った綾女。冷たいが暖かい月に守られ、空間を漂っていた。どこも痛まず、苦しくもない。ただ左近の悲痛な叫びが悲しかった。私は、こ…
体が変だ。だるい。綾女はいつもと違うからだの調子にため息をついた。これから仕事なのに。でも休むわけにはいかない。マスクをし、節々の熱っぽさに手を当てな…
雨は嫌い。寂しい気持ちになるから。窓に流れる雨の粒を眺めながら、私はコーヒーに口をつけた。すでに冷たくなったそれは、私の喉をゆっくりと流れていく。待ち人は…
鳳来洞。安土の戦いが終わり、綾女はそこを訪れた。山桜があちこちで花開いている、春。ここで自分に、生き方を助言した男はすでにいない。そっと唇を押さえる。…
ああ、また降ってきた。この身にはもう、濡れる冷たさがわからないけれど。あの方は時折ここを訪れて、花を添えてくださる。綾之介様…。初めてお会いした時は、本…
「あれ?この桜だけ花が散っているね」「他の桜はまだなのに」花見に来た観光客が、口々にそう言いながら、桜の下を通り過ぎていく。仕事をしながら左近は、夕べの綾…
翌日。「こんにちは。お願いします」「あらいらっしゃい。左近さんも?」「ええまぁ、あはははははは」一瞬曇った表情をした桔梗だが、営業スマイルにささ…
葉隠れの里まで、普段ならあと1日というところまで進んでいた。「頭・・痛い・・」ガンガンする頭と気持ち悪さで綾女はしばし休んでいる。花冷えで1週間ほど冬に戻…
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