「炎情」は、妖刀伝二次小説サイトです。 綾女と左近の、本編でのあの別れに納得できなくて、色々な妄想を膨らませ、ちりばめています。

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コーヒーブレイク2

左近と綾女が出会ったのは、佳代の喫茶店だった。開店祝いの手伝いをしていた佳代の友人綾女と、龍馬の友人の左近が出会ったのだった。
綾女に一目惚れしてしまった左近は、持ち前の美貌と甘い声、魅惑的な手練手管で綾女を口説いた。もちろん、今までで失敗したことはない。
だが綾女はなびかなかった。軽くあしらう綾女に、左近は躍起になっていた。
「綾女」
「なぁに、左近」
いつも優しい笑顔を向ける。いつしか左近は、その笑顔を自分だけに向けて欲しいという気持ちになっていた。
あの大雨の日。
ドライブの帰りに大雨に降られ、見通しが悪い山の中を左近は運転していた。霧も出てきており、ふたりはホテルに泊まることになった。
山の中にある湖のほとり。ホテルといえばラブホテルしかない。
「え・・ここに泊まるの?」
綾女は左近をそっと見るが、疲れた様子の左近にそんなことは言えなかった。また、そんなに疲れているなら何もないだろうと思った。
「左近、先にシャワー使っていいよ。疲れたでしょ」
そう勧め、綾女は左近が寝付いたらシャワーを使おうと思っていた。
「ああ、悪いな・・」
左近がシャワールームに入り、シャワーを浴びはじめると綾女は驚いた。
「す、透けて見えるの??」
左近の鍛えられた体がガラスに透け、輪郭を映し出している。綾女は目をそらせようとしたが、じっと見つめてしまっていた。
「私も、見られちゃうわ・・」
綾女はさえぎるものを部屋の中に求めたが、何も見当たらなかった。
「ラブホテルだもんね・・・見せるものだもんね・・・はぁ」
こういう所に入ったことがない綾女は、恥ずかしそうに身をすくませているだけだった。
「先に使わせてもらったよ。さっぱりするぞ」
バスローブをまとった左近が出てきた。はじめて見る姿に綾女はドキドキした。寝付いたら入ろうと思ったが、このままいたらどうなるかわからない。綾女はシャワールームに入った。
雨に濡れた服を脱いでいく。その様子を左近はそっと見ていた。やがてシャワールームに綾女の身体が浮かび上がる。時々後ろの左近を気にして振り返るさまが、愛らしい。やがて綾女もきっちりバスローブを来て出てきた。恥ずかしげに頬を染め、まとめた髪の後れ毛が色っぽい。
「綾女」
緊張している綾女の気持ちをほぐそうと、優しく声をかける。ふたりは黙ってベッドに横たわる。

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