「炎情」は、妖刀伝二次小説サイトです。 綾女と左近の、本編でのあの別れに納得できなくて、色々な妄想を膨らませ、ちりばめています。

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蜜12

去年安土山で綾女と知り合ってからもう1年。
当時二十歳だった綾女はとっても奥手で、1年後の今日のことなんてとても想像できなかった。
俺たちは、今日から一緒に住み始める。
「左近、おはよう。もう朝よ」
山積みに置かれた綾女の家財道具。綾女ひとりでてきぱき動き回り、2時間ほどで片づいてしまった。
その間、俺は朝のコーヒーを飲んでいただけ。
「はー、終わった」
綾女はこっそりシャワーに入っていく。その水音を聞くと、俺は落ち着かなくなる。
式を挙げ、籍を入れ、もう立派な夫婦だ。旅行は行っていないうえ、今日から住み始めるので、まだ本当の夫婦ではない・・かも。
婚前はお泊りなんてもってのほか、デートも健全なものばかりだった。キスやハグはしても、それ以上はできなかった。
でも今日からは、本当の夫婦だ。
「あー、さっぱりした」
綾女がバスタオル1枚で洗面所にいる。俺はもう我慢できなくなった。

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