「炎情」は、妖刀伝二次小説サイトです。 綾女と左近の、本編でのあの別れに納得できなくて、色々な妄想を膨らませ、ちりばめています。

  1. テーマ
  2. 4 view

謹賀新年

雪が降る安土。
今宵は大晦日なのに、綾女がいない。
「今日は夜の10時には帰るから」
そう言い置いていったが、すでに23:30をまわっている。
左近は身支度を済ませ、綾女のバイト先である神社に向かった。
忙しそうにお札を売る巫女さんたち。その中でも綾女はひときわ目をひいている。
「あ」
左近に気がついた綾女は困った顔をした。0時5分過ぎ。21時までの約束だったはずが、忙しさに0時までと延長を頼まれたのだった。左近に伝える時間もなく、綾女は忙しさに紛れてしまった。
人が途切れた瞬間に綾女は立ち、裏に入った。
「あの、もう0時を過ぎたので、ここであがってもいいですか」
「え、もうそんな時間か。無理言って悪かったね」
「では、お先に失礼します」
着替えて出ると、左近が寒そうに外で待っていた。
「ごめんね、遅くなって」
「待ちくたびれた。なんてな。お疲れさん」
綾女を抱きしめ、唇を味わう。
「今年初めてのキスだな」
からかう左近に綾女は顔を赤くしていた。
来たついでに初詣も済ませ、しんしんと雪の降る中、自宅へ歩いていく。
「やっぱり迎えに来てよかったよ。こんなに暗いもんな」
「左近、ありがとう」
手袋を通してふたりの熱が伝わり合った。
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

  • コメント: 0

つぶやきテーマの最近記事

  1. 謹賀新年

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


つぶやきのカテゴリー

つぶやきのアーカイブ

カテゴリー
アーカイブ