「炎情」は、妖刀伝二次小説サイトです。 綾女と左近の、本編でのあの別れに納得できなくて、色々な妄想を膨らませ、ちりばめています。
欠けた月が満月に戻る。地に横たわる左近は、もうこの世の人ではない。涙を拭いて、綾女は左近に唇を重ねた。まだ少し温かい。その温もりを失いたくなくて、綾女は…
空き家に入る。住人は安土が燃える前に逃げたのだろう。衣類が少し残っていた。「お借りする」着ていた服を洗って干し、借りた衣類を着た。綾女は服の破れを繕った…
左近の体力が落ち着くまで、数日ふたりは空き家に滞在した。妖刀が結界になり、誰も何物も近づいてこない。ふたりが静かに癒える空間だった。眠っている綾女を左近…
今日は大晦日。安土の冬は寒い。夕方の寒風吹きすさぶ中、俺は窓拭きをしていた。手の感覚がみるみるうちになくなっていく。大掃除もここを終えればおしまいだから、頑張っ…
「おはよ」「ん」ベッドでキスをする。窓からは朝日がさしこんできていた。俺が新聞を取っていくと、すでにおせちがこたつに並べられ、お屠蘇も用意されている…
安土は雪がよく降る。今日も雪が降っており、俺はこたつでパソコンを操作していた。綾女がお茶を入れ、こたつに持ってきた。「どうぞ」「ありがとう」綾女…
「わぁ、かわいい」佳代が女の子を産んだ。綾女は佳代につききりで話を聞いたり、赤ちゃんの世話を手伝ったりしている。「かわいいわね、美人さんね。佳代さんに似…
梅雨の走りか、雨が多くなってきた。「左近、おはよう。うふふ」シャワーを浴びた俺に綾女が近寄ってきた。棒を見せる。「あ、これは」妊娠検査薬。しっか…
紅葉が深まるころ、綾女は産休に入った。最近は腰を痛がる。「綾女、腰をマッサージしようか」「ありがとう、助かるわ」おなかが急に大きくなり下がってきたの…
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