「炎情」は、妖刀伝二次小説サイトです。 綾女と左近の、本編でのあの別れに納得できなくて、色々な妄想を膨らませ、ちりばめています。
「今月は当宿が多くなる。お前に寂しい思いをさせるな」人形遊びをしていた綾女が、左近を振り向く。「とのい?」「ああ。御所に泊まるお役目だ」そろそろ10歳頃…
綾女と出会う前、左近はほとんど毎晩あちこちの姫君のもとを渡り歩いていた。その整った顔立ち、甘い声、逞しい体、話術の巧みさに姫たちは虜になった。それが綾女と出…
朝晩がすっかり涼しくなった秋の夜。左近は久しぶりに綾女と顔を合わせた。御所への御用伺いが立て続けにあり、3ヶ月ぶりにゆっくりと綾女に会うことができた。「な…
明け方、左近は目を覚ました。傍らには愛おしい綾女が静かに眠っている。赤ん坊の頃から慈しんで育て上げてきた。そういえば、御所でも似たような物語が女房たちの間で…
それから3日間、綾女は左近とともに夜を過ごした。そして明け方。コト・・。物音で綾女は目を覚ました。体には左近の腕が巻きついている。きちんと夜着を着て共寝し…
うだるような夏の夕方、どこからか賑わいが聞こえてくる。私は彼と、縁日に行く約束をしていた。同級生の佳代や桔梗にも誘われたが、それは口先だけのこと。それぞれ彼…
クーラーが程よく効いた部屋。続きはこちらからどうぞ…
とても平和な朝。佳代はお店を開けて、そろそろ綾女が来る頃かとコーヒーの準備をしはじめた。カランカランカウベルが鳴り響く。「いらっしゃい・・・あら…
「何かあったの?」ブラックのコーヒーを出しながら佳代が聞くと、左近はため息をついた。「何もないさ・・。だからわからない」「ここには、来ていないわ」…
左近の近くまで来て、ネコは歩みを止めた。「変なネコだな、お前。俺に用なのか?」ネコは座り、まっすぐ左近を見上げる。その瞳は誰かを思わせた。艶やかな黒い毛…
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