「炎情」は、妖刀伝二次小説サイトです。 綾女と左近の、本編でのあの別れに納得できなくて、色々な妄想を膨らませ、ちりばめています。

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少年1

「左近、そろそろ起きたら?ご飯できたんだけど」
綾女の優しく甘い声。左近は布団の中でもぞっと動いた。起こそうと近寄る綾女を布団の中に引きずり込み、朝のキスをしようと手を伸ばした。
「あれ?」
いつもなら届くはずの手が届かない。左近は不審に思い、起き上がった。
「あら?」
今度は綾女が声を出した。左近をじっと見る。
そこにいる左近は明らかに若返っていた。どう見ても10代半ばから後半。体格はほぼ同じだが、やはり細く、背もまだ成長過程だった。
「俺・・・?」
男の色気には程遠い顔。綾女は自分の体も見たが変わっていなかった。
「何で?どうしたの?」
綾女は食事を摂る左近をじっと見ていた。ものすごい勢いで食べていく。
「成長期なのねぇ」
「そうだな。でもどうして俺がこんなになったんだろうな」
「さぁねぇ。急に変わったくらいだから、そのうちまた戻るのかしら」
左近は自分の腕を見た。成長しつつあるとはいっても、まだまだ筋肉は細い。背も綾女より少し高いくらいだ。左近はふと思いついて自分の妖刀を持った。
「お、重い・・」
こんな状態でいざ使うことができるのだろうか。

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