ベッドの中で綾女が身じろぎをした。昨晩の名残が、まだ体に残っており、綾女は腰のだるさを覚えた。
綾女を抱く左近は安らかな寝息を立てている。
いつも左近は余裕な顔をしている。
「はぁ・・」
間が空くと、いつも左近は空白を埋めるように激しく綾女を抱く。左近も疲れるはずなのに、ちょっとした運動のようにしか見えなかった。
綾女は体を起こそうとしたが、左近の腕に絡めとられた。
「ん・・」
綾女は左近の胸に頬を摺り寄せた。綾女の髪を左近の長い指が梳く。
「だるいのか」
「うん」
「つい激しくしてしまうな・・。辛いか?」
「ちょっとだけ・・。でも休めば大丈夫」
想いが先にたって、綾女を疲れさせてしまう。それでもけなげに綾女は、左近の想いに応えようとする。
そんな綾女が愛おしく、いじらしくもあった。
あと3週間で8月も終わる。
- 現代版
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