私は読者代表の梅子(仮名)。
去年のお正月に続いて、ふたりの様子を見に来ています。
まずはご自宅拝見。
ピンポーン♪
・・・不在のようです。ふたりとも出かけていますね。
じゃ、まず左近の職場、安土山まで行きましょう。
管理事務所に左近…いましたよいましたよ。
遠くからでもあの茶髪は目立ちますね。それにやっぱりいい男だわ。ほら、入山するおばさんグループが乙女のように頬を染めていますもの。
あ、案内に立つみたい。私もまぎれましょう。
ゼェッゼェッ、こ、この石段は高さがまちまちでとっても疲れるっ。振り返ると、あらいい景色。
あーでもまたここから登るのよね…。
左近は慣れているみたいで、息一つ乱していないし、いたわるような笑顔がとっても素敵。
「お兄さん、おぶってぇ」
おばさんのひとりが言うのをさらりとかわしているし。あ、きっと綾女なら言う前に抱き上げているわね。
ゲ、ゲホゲホッ、息が上がって、喉が変。
ここが分岐点で、右に行けば冥府魔道の方、左に行けば二王門。
もちろん冥府魔道へGOですわよっ。
ここの石段はちょっと楽。右側に蘭丸の屋敷跡という石柱が傾いて立っている。首をかしげているみたいです。
登りきると黒金門。ここから二の丸に入り、天主へ行くのよ。
天主下の石垣付近で左近の表情を見たけれど変化なし。この場所はねぇ…。
そして天主跡。碁盤のように石が並んでいる。そこを通り過ぎてはしごのような段を登って現在の頂上へ。
「昔は眼下に琵琶湖の水があったんですよ」
説明している左近。うん、あなたはそれを見たんだよね。
来た道を戻り、二王門方面へ。
左近の表情、少しこわばっているようにも見える??
自分が傷ついて愛する人を思いながら死んだこの場所を、後世案内するなんて考えもしなかったんだろうな。
私はちょっとしんみりしてしまった。
土の道を歩いて大手門がゴール。
案内を終えた左近は事務所に声をかけて…あら、どこに行くのかな。
そっとついて行くとやっぱり。
綾女がいました。
おお、お弁当を手渡しています。仕事中なのかなぁ、車に乗って行っちゃったけど。
見送っている左近。ああもう、おいてけぼりをくらったワンコみたいな切なげな目だよ…。
これはきっと、左近の方が綾女に惚れてますね。
事務所に戻ってやおらお弁当を開き、何やら嬉しそう。
ご飯の上にでんぶでハート、海苔でスキ、というお弁当かと思って覗いたけれど、ふつうのお弁当。
ん?
卵焼きの端っこにケチャップでハート?
こ、こ、これは・・・オトナのお約束ではないか!?
今宵はぜひ自宅訪問せねば[:ダッシュ:](←出歯亀根性)
さて、午後は綾女の追っかけです。
事務所事務所っと・・・おお、いましたよ。
は~ぁ、同性から見ても美人だよねぇ。うっとりして眺めちゃうよ。
蘭丸もいた!左近に負けないほどのイケメンだわ。スーツが似合っているし、何着ても似合うんじゃない?
あれ、綾女は帰るのかな。タイムカードを押した。にっこり笑って、猛ダッシュ!
やばい、気づかれたか?と思ったら、チラシを持ってケーキ屋さんに飛び込んで行った。
「綾女ちゃん、取っておいたよ、最後の一つ」
「あ、ありがと・・・。間に合ってよかった~」
何でも、人気のチーズケーキを限定10個で売り出していたらしい。
・・・にしても、事務所からは少し離れているような…。
「細道が一番近道、走った方が早いのよ」
同じことを聞かれて綾女はにっこりと答えていた。
それから事務所の駐車場まで戻り、車でスーパーに行って買い物。
ひいはぁ、車を追いかけるのは大変。
スーパーについたら綾女はレジに並んでいた。ふたりなのに多い買い物。きっと左近がたくさん食べるんだろう。
それをちらっと見て、家まで先回りした。
間もなく綾女が戻ってきて家に入り、早速ご飯の支度。ふんふん、今日は肉じゃがかぁ、おいしそうだなぁ、食べたいなぁ。
でも取材取材、あんパンと牛乳で乗り切らなきゃ。
しばらくして左近が帰ってきて…。
「おかえりなさい」
「ただいま」
・・・・動く気配がないんですけど。
「駄目よ、まだ・・早いわ・・・」
「今日はお誘いなんだろう?我慢できないよ」
え、えええっ、いきなりですか!
「駄目ったら駄目。ご飯食べて、お風呂入ったらね?」
チュッと可愛い音。左近、綾女にキスでごまかされていますね。わぁ、左近たら満面の笑み。
ご飯食べて、さぁお風呂入ったぞ。ドキドキドキドキ。
「うまそうだな」
「でしょ?仕事終わってダッシュで駆け込んで手に入れたんだもん」
ん?さっきのは、もしかしてチーズケーキの話?
たははっ、私としたことがとんだ早とちり。
「はい、あ~ん」
「ん~、チュウッ」
「んもう、チーズケーキを食べてよ」
「綾女が食べたいんだぜ、俺…」
しだいに雰囲気が変わり、甘甘に。綾女の甘~い吐息が切なげに響いて、合間にチュッチュッと聞こえてくる。
ふたりが動き、寝室に消えた。
・・・ちぃっ、聞こえやしない。
外からは駄目か、ここの部屋だけ防音なのかもしれない。
どこか入れるところはないかなぁ…お風呂場から入ろう。
寝室のドアが閉め切らないまま、少し開いている。そこからは甘美な物音が絶え間なく続いていた。
いくら私といえども、書ききれません。
綾女の甘い悲鳴がひときわ高く上がったのが午前4時。それまでノンストップでした。
「綾女はまた、こんなにシーツを汚して。感じ過ぎだよ、悪い子だ」
「だ・・て、左近が、いじめるんだもん」
息も絶え絶えの綾女に対し、左近は余裕たっぷり。
「今日は休みだろ?もう少し付き合ってくれよ」
「いや、よ、もう、体が持たないもの・・はぁん!」
また動きだしました…。
私もほぼ徹夜だったので朦朧としており、目の下にはクマを作っています。
でも、二人の愛に気持ちよさを覚えました。
やっと結ばれたねって、心から応援しています。
でも左近、綾女をいたわってあげてね。
以上、報告でした!
- 想いつれづれ
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