やがておなかが目立つようになり、綾女はおなかを撫でながら優しく話しかけたり、歌ったりしていた。
「ふふ、この子元気なのよ。時々ぐるぐる動くの」
綾女が優しくおなかを触りながら左近に言う。
「そうか、やんちゃだな。綾女に似たのか」
「やんちゃだとどうして私に似るのよ」
左近は綾女のおなかに顔を寄せた。とたんにおなか越しに蹴りが入った。
「ってぇ〜〜〜」
「ほらみなさい、この子が違うって言ったのよ」
綾女がくすくす笑う。左近は綾女の手の上に自分の手を重ねた。
「どんな子が生まれるだろうな」
「そうね・・きっと女の子よ。私に似たかわいい女の子」
左近は綾女を抱きしめ、何度も深く口付けをした。
どんなに愛しても足りないほど愛おしい綾女。その綾女と左近の愛の結晶。
左近は守り通すと固く決意していた。
- HIT記念
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