綾女は体の違和感を覚えていた。
「あ・・」
ひとつの結果を知り、綾女は朝の光の中に佇んでいた。
「左近」
「ん?」
返事と共に綾女は左近に唇を奪われていた。
「んもう、いちいちしないの!」
少し頬を膨らませる綾女を、左近は愛おしそうに見つめた。そっと抱き寄せ、耳元で甘い声で囁く。
「なんだ?」
綾女は恥ずかしそうに上目遣いで左近を見た。
「あのね、今日病院に行ってきたの。そしたら、3ヶ月だって言われた」
左近は思わず綾女の体を離して正面から綾女を見つめた。
「本当か?」
「うん」
左近は再び綾女を抱きしめた。それはいつもの抱擁ではなく、手中の玉を育むような抱きしめ方だった。
「綾女・・」
「左近」
肌を合わせるようになってから数ヶ月。綾女は左近の愛情を一身に受けていた。激しく、甘く、とろけるような行為は、綾女に左近の愛の深さを身をもって伝えられていた。
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