「炎情」は、妖刀伝二次小説サイトです。 綾女と左近の、本編でのあの別れに納得できなくて、色々な妄想を膨らませ、ちりばめています。

  1. あの時代
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命こそ4

明け方。
傷も体力も回復したふたりは、短い朝寝を共にとっていた。
初めての晩に3度も抱かれた綾女は疲れ切っていたが、左近は体のいいリハビリになり、固まっていた関節も元通りになった。
半刻ばかりの睡眠をとり、ふたりは出発する。

「ん・・・」
腰も下腹部も鈍痛がする綾女。いつものような歩が進まない。先を行く左近が何度も振り返る。
「大丈夫か、綾女」
左近の顔は颯爽としている。対する綾女は少し冷や汗もある。
「もう、左近が何度も…」
ふと思い出して顔を染めてしまう。左近は綾女を軽々と抱き上げた。
「何をする、降ろさないか、こらっ」
「俺がこうしたいだけだ、気にするな」
「人に見られたら恥ずかしい」
「人、いないだろ?」
「もうっ、勝手にしろ」
顔を赤くしてふくれた綾女が可愛くて、左近は優しく唇を重ねた。

「左近が生きていてくれてよかった。それだけでも十分なのに、こうして思いを寄せ合えて、私は幸せ」
「俺も綾女にまた会えてうれしかったぞ。長年の想いも繋がったし、これからはお前だけだ、綾女」

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