「炎情」は、妖刀伝二次小説サイトです。 綾女と左近の、本編でのあの別れに納得できなくて、色々な妄想を膨らませ、ちりばめています。
左近の左腹部には大きな傷跡がある。綾女はそっとそこに手を触れた。「生きていてよかった」安心した声が左近の胸元からした。左近は少し体を離し、綾女を見る。「…
左近が亡くなったときの綾女です。綾女には笑っていて欲しかった。それができるのは、左近、あなただけなのに。…
1月24日、一人で吹雪の中安土まで行ってきました。もちろん他に観光客はおらず、ほぼ貸しきり状態。よく不気味だとかなんだか思うけれど、前回行った時と同…
ざぁ・・・っ桜の花びらが、降り積もる。桜の木の下で永遠に眠るものに、天の散華として降りかかる。「嘘だ・・ろ」閉ざされた瞳はもう開かず、優しい言葉をつむぎ…
左近は剣の指南役として里長の家に通っている。「左近先生」里の子供たちが集まってきた。けして愛想はよくないが、左近は子供たちの面倒をよく見た。「切っ先を離す…
その帰り、2人は見事な桜の木のそばを通りかかった。「左近、この桜が咲いたら見事だろうな」まだ蕾だが、あちこちほころんできている。左近はその光景にふと夢を思…
しばらくたって、弥助が長のもとを訪れた。暴れていた時とは違い、快活な好青年だった。「あの時は痛くて我慢できなくて、こちらの方に大きな声を出してしまいました。ま…
数日振りに桜の木のそばを通る。すでに満開になっており、はらはらと散り始めていた。時刻は黄昏時。じきに暗くなる。桜はほのかな明るさを放っていた。・・綾女。い…
帰宅して2人は包みをそれぞれ開けてみた。「あ・・」左近には袴のひと揃え、綾女には花嫁の衣装がひと揃え入っていた。2人とも顔を見合わせ、綾女は頬を染めた。…
懐かしい髪の香りがした。左近はふと振り返る。そこには誰もおらず、穏やかな風が一陣吹き抜けていっただけ。「まさか、な」懐にある小太刀。その持ち主は、いない…
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