翌朝、俺は柔らかい感触の中にいた。甘い香りでとても心地よい。
ふと目を開けると、俺は綾女を抱きしめて抱き枕のようにしていた。綾女もそのままですうすうと寝息を立てている。
「わ、やべぇ・・。起きたら殴られる」
綾女が起きないようにそっと俺は自分の手足を外した。一息ついて、俺は魅入られるように綾女を見つめた。
長い睫、ピンクがかった健康そうな頬、柔らかい唇。
「美人だよな・・」
思ったことが口をついて出た。それが聞こえたかのように綾女はゆっくりとその睫を震わせ、目を開けた。
「あ・・・」
少し怯えた綾女だったが、すぐに夕べのことを思い出したのか、微笑んだ。
「ありがとう、左近。おかげで眠れたわ」
「俺でよければ・・また添い寝してやるよ」
綾女の顔が赤くなった。首を横に振る。
「もう、もう大丈夫だと思うから。私、大胆なことして左近を困らせちゃったね、ごめんなさい」
ベッドから出ようとする綾女を俺は抱きとめていた。柔らかい体をしっかりと抱きしめた。
「左近?」
「俺は、綾女が好きだ。だから綾女が困っている時はいつでもそばにいてやりたい」
綾女の髪に顔をうずめる。甘い香りが一段と濃くなった。力を入れていた綾女の身体が柔らかくなり、俺に身を預けてきた。
「私も、左近が好きよ・・。だからここに泊まったし、そばで寝たの」
俺はゆっくり綾女を押し倒した。しばらく見つめあい、唇を重ねあった。何度も角度を変え、舌を入れ、唾液をすすり、そうしているうちに俺も綾女も反応して来た。
「いいか?」
綾女は頷いた。
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