食事の間にも雨の勢いは衰えず、さらに激しくなっていった。
「左近、やっぱり泊めてくれる?私、ひとりじゃ怖いから」
不安そうな綾女のまなざし。俺は頷いた。
「え?ここで寝るの?」
綾女が不安そうに俺を見た。
「客間だよ。他に部屋はないし。あとは親の部屋か、俺の部屋しかないよ」
「うん、わかった」
「何かあったら俺を起こせよ」
「ありがとう」
俺のTシャツを貸したが、だいぶ大きいようだった。
「左近」
どこからか声が聞こえてくる。俺は寝返りを打った。
「ねぇ、起きて、左近」
「ん〜?どうした・・」
ベッドライトをつけると、ベッドのそばに綾女が枕を抱えて立っていた。Tシャツからすらっとした足が伸びている。
「あのね、やっぱり心細いの。ここで・・寝てもいい?」
「ここ?わざわざ布団持ってきたのか?」
綾女は小さく首を振った。薄暗がりでも赤い顔になっているのがわかる。
「ここで、左近のそばで、寝てもいい?」
俺と目を合わせずに聞いてくる。俺は黙って窓際に枕と身体を寄せ、スペースを空けた。内心は心臓が飛び出しそうにドキドキしている。
「ありがとう。狭いのにごめんね」
綾女の香りがすぐ近くまで迫ってきた。柔らかい体がすぐそばにある。手を伸ばせば抱きしめてしまうくらい・・・。
「よかった・・・」
綾女はそっと呟くと、安堵したように瞬く間に眠りに落ちていった。俺は目が冴えてしまい、綾女を盗み見た。
俺の方を向いて寝ており、少女のようなあどけない寝顔。視線を下に流すと、俺は固まってしまった。襟ぐりが広いため、少女というにはあまりにも刺激的な光景が見えた。下着はつけておらず上部だけだが、深く影を落とし、豊かさを物語っている。呼吸に合わせてゆっくりと動いている。
そういえば水着でもすごかったな・・・。
俺はますます眠れなくなりそうだった。
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