「炎情」は、妖刀伝二次小説サイトです。 綾女と左近の、本編でのあの別れに納得できなくて、色々な妄想を膨らませ、ちりばめています。

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符合3

綾女がドアを開けると、初老の男性がいた。
「百地と申します。日向左近の上司です。このたびはお世話になります。面会は可能でしょうか」
「担当医の香澄です。日向さんは先ほど麻酔から醒めました。少しの時間なら面会はできます」
「そうですか」
百地は病室に入っていった。
「木暮先生、先ほど日向さんが麻酔から醒めました。警察の人だそうです。今、上司の方が面会中です」
「了解」
龍馬はうなずいた。そこへ百地が面会を終えて来た。
「百地さん、少しよろしいですか」
綾女は百地を面談室へ招き入れた。
「日向さんはお身内の方がいらっしゃらないということですが・・」
「そうです。小さい頃に両親が事故死し、父親と親しかった私が引き取り、育ててきました」
「そうですか」
綾女はカルテを出した。
「日向さんの傷ですが、左腹部から背部にかけて貫通していました。腸の一部と腎臓の一部に損傷があったため、切除し、縫合しています。出血がやや多かったので、現在は増血剤と抗生物質、栄養剤の点滴をしています」
「どれくらいで退院できますか」
「傷の治り方を見ながら、徐々に口からもお食事をとっていただきます。そうですね、2,3週間と見ています」
「そうですか・・」
百地は渋い顔をした。どうやら左近はすぐにでも必要な人材らしい。
「日向さんは、だいぶ体を使うお仕事のようですね。そこまで体力を回復させるのは、それくらい時間がかかってしまうものなんです」
百地はうなづいた。
「わかりました・・。ありがとうございました」
百地は面談室から出て行った。

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