「炎情」は、妖刀伝二次小説サイトです。 綾女と左近の、本編でのあの別れに納得できなくて、色々な妄想を膨らませ、ちりばめています。
これは、残照4の続きです。2度目の鳳来洞から戻り、綾女は安土の町を見下ろしていた。体のあちこちに左近の余韻が残っている。なぜ、左近は来ないのだろう。あれ…
綾女が春に鳳来洞に訪れ、二人の気持ちを確かめあったあと、安土に行くと約束をした。だが左近はなかなか行こうとしなかった。妖刀がまだくすんでいる。このままでは信長…
ここは伊賀の里。昨日着いたばかりで、しばらく厄介になることにした。妖魔についてはいまだに予断は許さないが、少し気が緩んでしまったのだろう。目の前で綾女がゆ…
綾女が左近をそっと振り返った。「これでおぬしも看病から解放されるな」左近はふっと笑った。「そうだな。お前には詫びなければならないな」手当てが済み、綾女は…
白い足がふと動きを止めた。「左近?」綾女が怪訝そうにこちらを見ている。俺は綾女の隣に行き、並んで腰を下ろした。「水浴びか」「ああ、暑いからな。でもこれで…
翌晩。綾女が怒っている。「なぜ私の布団に左近が寝ているんだ」「いいではないか」「ああもう、枕だけはきっちり持ってきているんだな。どうして自分の部屋に行か…
朝日が昇る頃、綾女は目を覚ました。俺は綾女のそんな様をじっと見つめていた。「んん・・」少し身じろぎをして綾女が目を開ける。「眠れたか」綾女の真正面で俺が…
明かりがいらないくらいの月夜だった。いとも簡単に障子を外し、俺が部屋に入ると、綾女は布団の中で警戒心を強めた。「また来たのか」「夜這いに来た」綾…
甘い甘いまどろみの中。腕の中には綾女が眠る。しばしの幸せを、あやかしの気配が断ち切った。それは綾女も感じたようで、起き上がり、夜着を手早く着直す。「来た…
「龍馬殿、入るぞ」言われることはわかっていたが、話があると言われたからには来ずにいられなかった。「おう、左近か。入れ」龍馬は矛を磨いていたが、しまって左近…
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