今、今左近がチュッてしたわよね・・・
その反応が脳に届くまで数秒かかった。
さらに左近が緩く肩を抱いてきた。
「好きだよ」
綾女は体が勝手に動き、左近にゆっくり体を預けた。
そして思考が戻る。
私、何をしているのよっ・・
まったりしている場合じゃないのに・・
シンクに水滴が落ちた。
その音でふたりともゆっくり離れる。
綾女は慌てて洗い物の続きをした。そうでもしないとどうしていいかわからなかったからだ。
「綾女」
左近の声に綾女は手を拭きながら振り向いた。ジャケットを羽織った左近がサックスを担いでいる。
「ありがとう。俺、帰るから」
「あ、うん・・」
「美味しかったよ、パスタ。また作ってくれるかな」
「うん!」
綾女はにっこりしてうなずいた。左近は微笑み、部屋を出て行った。
その夜。
左近が寝ていたベッドで綾女はぐっすり眠っていた。
「ん・・左近・・」
寝顔が可愛かったのはいうまでもない。
- 現代版
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初恋なのかとても初々しくて、可愛らしい綾女ですよね。左近もモデルでかっこいいのに、眠ってしまい綾女に運ばれるところが何とも可愛い~
綾女と左近があの時代でなく現代で恋したら、こんな爽やかな恋ができていたに違いありません。
爽やかな恋ですよね。少女マンガの世界みたい。
ン十年前にこういう恋をしてみたかったなぁ~(笑)