左近は優しく綾女をベッドに寝かせた。
綾女はもうドキドキしてまともに左近を見られない。見たらきっと、左近の瞳に縫いとめられてしまう。
そんな様子を見て左近はそっとため息をつき、ベッドに腰を下ろした。
キシ・・・
軋む音に綾女は左近を見た。
「ごめん。急がないよ・・・」
優しさの中に諦めを隠しきれない左近の声が低く発せられた。綾女の髪を優しく撫でる。綾女はゆっくり体を起こし、左近の背中に抱きついた。
「いいよ、私」
綾女の柔らかなふくらみが左近の背中に当たる。左近の意識が背中に集中してしまう。
「いいのか?」
動揺を隠そうとしたが、左近の声は少し掠れていた。
「左近なら、いい。ちょっと怖いけど」
綾女の鼓動が左近に伝わる。だんだん早くなってきている。左近も同じだった。
「私、何をすればいいの」
左近は体を綾女に向け、正面から優しく抱きしめた。
「何もしなくていいよ。俺を感じてくれればいい」
左近の手が綾女の体を撫でる。綾女が反応し、息が熱くなる。
「そう、そのままでいい。我慢しないで。声が出そうになったら出していいんだ」
綾女が左近にしがみついた。
- 現代版
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