夕日が左近を照らし、眩しさに目を開ける。1時間ほど寝てしまったようだ。綾女はレシピを見ながら夕食の支度をしている。
「何を作っているんだ?」
「起きたのね。トマト丼よ。飛騨の名物なんですって。帰りの車で知ったの」
「へー、トマトねぇ。水っぽくならないのか?」
「ま、レシピ通りに作れば大丈夫じゃないかしら」
牛肉を炒めて味付けしている。トマトを花形に飾って出来上がり。
「ずいぶん、夕飯の時間が早くないか?」
左近がからかう。夕べしていないから、左近も同じ気持ちだった。夕食後にワインを飲んで体をほぐしていく。
「綾女。さっきはマッサージしてくれてありがとうな。今度は俺がほぐしてやる」
ほんのり酔ってとろんとした綾女。左近にお姫様抱っこされて寝室に運ばれる。
左近の大きな手が綾女のコリをとらえ、ほぐしていく。肩から背中にかけていつも固くなる。そこを丁寧にゆっくりマッサージし、お尻や太もも、ふくらはぎまで血行をよくした。綾女を仰向けにし、大胸筋を撫でるようにマッサージを施す。やがて乳房を揉みはじめた。
「やあっ、そこは凝っていないわ」
「綾女は胸が大きいから、一番凝りやすいんだ。よくよく揉んでおかないと。ここも固くなってきたな、ん?」
パジャマのボタンを外していく。反応したふたつの蕾がしっかり自己主張している。そして立ち上る、いい香り。徐々に綾女の甘い声が我慢しきれずに漏れてきた。
この声、香り、たまらん…!
左近も激しく自己主張する。
お酒を飲むと綾女は甘えて欲しがる。綾女もそうなることは知っていて、自らお酒の勢いを借りることがある。
なんといっても、ほろ酔いの綾女は瞳が潤んで頬が染まり、唇が艶っぽく瑞々しくなる。外で飲んでも同じようになる。だからひとりで飲みに行かせない。
耐性のない男がその場にいたら、綾女は押し倒されてしまうだろう。
「左近、キスして」
綾女が可愛くせがむ。左近は綾女の細い体を包み込んで、深く甘いキスを繰り返す。すでにふたりとも何も身に着けていない。左近は綾女の肌に唇を押し付け、舐め回した。左近のものは側面を綾女の蜜つぼに擦り付け、粘りのある水音を出している。綾女の息が荒くなるが、左近は唇で封じ込める。綾女の腰がヒクつき、蜜が噴き出てシーツにシミを広げていく。
「綾女、よごしすぎ」
軽くからかうと、綾女は真っ赤になった。
「だって、気持ち、いいんだもん」
息を整えながら目をそらすさまが可愛くて、左近はゆっくりと綾女の中におさめていった。綾女の声が女に変わる。左近も雄の本能をむき出しにする。
深く浅く、ゆっくり速く、ひねりも加えて左近は綾女を堪能する。この連休中、1日に少なくとも2回は抱いた。抱くたびに綾女は全く違う女になる。可愛くて、大胆で、恥ずかしがりながら欲しがって、貪欲に左近の精を奪う。そう、美しすぎる獲物。
「俺だけのもの…」
左近は激しく求愛に没頭していった。
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