「炎情」は、妖刀伝二次小説サイトです。 綾女と左近の、本編でのあの別れに納得できなくて、色々な妄想を膨らませ、ちりばめています。

  1. 現代版
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芽生え7

クリスマスとお正月をともに過ごしたふたり。
「綾女」
左近はキスをしたり手を握ったり、常に綾女に触れている。けして嫌なことではなくむしろ嬉しいが、まだまだ恥ずかしさが先にたつ、うぶな綾女。そんな綾女がまたかわいくて、左近は抱きしめてしまう。
綾女は女性にしては背が高く細身だが、左近から見れば華奢で柔らかい。軽々と抱き上げられる。さらに連日の愛の営みで、ボディーラインにメリハリが出てきている。
3が日が終わると、ふたりとも忙しい毎日が始まる。

バレンタイン。
綾女のバイト先はまた忙しい。かわいらしいフリフリスカートで店頭販売をする。
「綾女のお店はかわいい服を着させるんだな。綾女によく似合っている」
「そう?毎月イベントがあるのよ」
「楽しみだな」
ひと月半ぶりのお泊まりだが、綾女の体調はあまりよくない。レポートが多く、睡眠時間を削ってやっと終えたばかりだった。バイトも忙しかった。
「顔色がよくないな」
「肩や背中がパンパンなの。もう辛くて」
背中が非対称に盛り上がり、手先も冷たい。左近はベッドに綾女を寝かせ、マッサージを始めた。凝りが慢性化して固くなって岩のようだ。なかなか指が凝りに入らない。左近は場所を変えながらほぐしていく。やがて凝りがやわらかくなり、綾女が寝息をたて始めた。全身をマッサージし、すっかり凝りをほぐすまで2時間。冷たかった綾女の肌が温かくなり、左近の手が肌に吸い付くような弾力を取り戻す。

弱い朝の光で綾女は目を覚ました。窓の外から雨音が聞こえる。体を起こすと軽い。体調はすっかりよくなっていた。
「すっかり寝ちゃった。左近?」
隣に温もりが残っていたが、左近はおらず、コーヒーの香りがしてきた。着替えてリビングに行く。
「おはよう…マッサージありがとう」
「ああ、顔色いいな。寝不足だったんだろう?」
「ごめんね、夕食も食べずに寝ちゃって」
「すごく凝っていたよ。 無理しすぎだ。あのままだと熱が出るぞ」
「うん。気をつける」
ともに朝食をとる。今夜も泊まりたかったが、明日朝一番の講義があるため、泊まれない。
「雨だね」
「ああ、雪になるかもしれないと言っていたぞ」
「えー、雪?」
ふたりでコタツに入る。コタツの中で手を握りあい、指を絡める。
「いいね、こういうおうちデート。うちはコタツを置いていないから、ここに来るとマッタリする」
「なら、一緒に住めばいい。部屋はあるし、ここに来ないか?」
綾女は少し考えた。3月末でアパートの更新をしなければならなかったが、建て替えのため引っ越し先を探していたからだ。
「よし、引っ越しだ」
左近は車を出して綾女のアパートに行き、手際よく荷物をまとめて二往復で引っ越しを済ませてしまった。
「女の子なのに荷物が少ないんだな」
「狭くなるから、増やさないようにしていたの」
綾女は細々とした荷ほどきをしていた。荷物だけ持ってきたが、色々と手続きをしなければならなかった。小一時間で終え、お風呂に入った。洗面所やお風呂場に自分の物が増え、改めてここで左近と一緒に暮らすのだと思った。

「入るぞ」
左近がお風呂に入ってきた。
「きゃっ」
綾女は体を洗っている途中だった。髪は済ませてまとめており、後れ毛が色っぽい。左近は綾女の背中に手を当てた。
「洗うよ。華奢な背中だなあ。片手で十分だ」
「ありがとう…あっ」
左近の手がぬるりと滑り、乳房や太ももを撫でた。自分の体や髪も手早く洗う。シャワーで泡を流し、ふたりで浴槽に入った。左近の長い足の間に、背を向けて綾女が座る。
「同居の約束。食事と風呂は一緒にする。寝るところは俺のベッド」
後ろから綾女の乳房を揉み、左近が甘い声で囁く。綾女は感じてしまい、とろみが溢れる。
「ふ…ぅっ、あん、わかったわ…」
甘い吐息を隠しきれない。左近はいきり立つものを綾女の中に入れる。
熱くてヌルヌルの綾女はキュンキュンと左近を締めつける。
「あん、あんんっ、すごく気持ちがいい…。あん熱い…、気持ちいい…」
綾女は甘い声で喘いだ。普通ならまず言えない睦言。左近は綾女の心の声を言わせていた。数回に分けて精を送り込む。ピクピクと体が動き、余韻に浸る綾女を抱き上げ、ベッドに運んだ。

少し休んだ綾女は、恥ずかしそうにリビングに来た。
「私、恥ずかしい…ごめんなさい」
「謝ることはない。俺も嬉しいよ。」
軽くキスを交わし、食事をともにした。左近の料理はいつもおいしい。
「寒いときは、コタツで和食が一番いいな」
「うん。ねぇ、この出汁何を使ったの?」
「鶏ガラスープだよ」
そんなたわいない会話も、一緒に暮らしているから。左近は優しく綾女を見つめていた。

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