ピッ
また体重計の音が聞こえる。数日前から綾女が頻繁に乗り降りしているからだ。
食事も野菜が多くなった。
「こんなじゃ腹が減るだろ。肉食え」
俺が勧めても、綾女は控えている。そして俺がいない時にDVDを見ながら体操をしている。
ダイエットか。
ぴったりしたシャツを着て体を反らせたり丸めたりしている。
「いた、いたたた」
足がつったらしい。転げまわっている。
次の日はビリーとかいうキャンプに入会したと言っている。
タンクトップに短パンで綾女は動いている。俺もそばで一緒に動いたが、なんていうことはない動きだ。綾女は顔を真っ赤にして息を切らせている。
「普段の運動不足が身にしみるわ。左近は平気そうね」
汗がツツッと胸の谷間に流れ落ちていくのを、俺は見ていた。
「俺はいつも動いているからな。でも、こんな金かけて運動しなくてもいいじゃないか」
綾女はキッと俺を睨んだ。
「そもそもは左近の言葉からよ」
「は?俺?」
「忘れたの?ほら・・・火曜日の夜・・・重いって言ったじゃない」
「火曜日?先週だな」
甘い甘い俺と綾女の時間。上にいた綾女が倒れこんできた時、確かに重く感じた。
「ああ、あれか。そんなに気にしたか?」
「当たり前でしょ。まぁ確かにここのところ寒かったし、運動不足だったし、ちょっと増えちゃって」
「そうだな・・ご無沙汰だし、今晩は激しいのいきますか」
「ご、ご無沙汰って、昨日していないだけじゃない」
俺は綾女を抱き上げ、ベッドに運んだ。
「これもいいダイエットだぜ。俺もお前も痩せられるし、気持ちがいい。合理的だろ」
「シャワー浴びさせてよ」
「どうせたくさん汗をかくんだ」
翌朝。
ピッ
体重計の上で複雑な顔をしている綾女。
「痩せただろ」
「う、うん・・・」
「じゃ、今晩もふたりでダイエットだな」
俺は綾女を抱きしめた。
- テーマ
- 31 view
こんにちわ、おりぼんです。
いや~、いきなり笑わせていただきました!
「今晩は激しいのいきますか」って、ヾ(≧▽≦)ノギャハハ☆
うちの子にはこういうタイプ・・・いたな、1人w
そう言えば、ぜんぜん機能を理解しておらず気付かなかったのですが、拍手と拍手コメント、ありがとうございました。
頑張らねば☆と思いました
こんにちは。
コメントありがとうございます。
”激しい”
左近、それっていつものことじゃない???アハハハ
拍手してみたんです。
コメントも送信できるんですね。
これからもちょこちょこ拍手ポチしますね。