「妖刀の使いすぎだ」
何度この言葉を言われたことだろう。
「大丈夫だ」
そう答えたものの、綾女は身体の辛さを感じていた。
初めのうちは少し休めば体力は回復していた。
騙し騙し、時には気を失いかけながらも綾女は妖刀を手放さなかった。
「いい加減にしろ」
左近が珍しく声を荒げた。綾女は左近を見たが、ふとめまいに襲われた。左近が綾女を抱きとめる。
「大丈夫だ、左近」
「どこがだ。あとは俺たちに任せて、お前は少し休め」
左近の腕に力が入り、綾女は眉間にしわを寄せた。
「ふう・・・」
綾女は布団に倒れこんだ。妖刀の使いすぎで体力が落ちていることはわかっていた。この頃は食欲もない。ふと夜着から見える腕に目を落とす。
「痩せた・・な」
きっと左近も気づいただろう。綾女は目を閉じた。疲労が重く身体にのしかかり、布団に引きずり込まれるように、綾女は眠りに落ちていった。
左近も気づいていた。
抱きしめた時の体の細さ。疲労の濃い顔色。初めて会ったときは健康そのもので手足も若さに溢れていた。妖刀に覚醒してから少しずつ細くなってきていた。この頃は立っているのもやっとなのに無理に戦いに参加している。
「俺の妖刀が覚醒していれば・・」
左近は自分の不甲斐なさに悔しい思いをしていた。
- 時を超えた絆
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こんばんわ、おりぼんです。
新しいシリーズですね…うふふ、楽しみに読ませていただきますね。
この連休中に、ビデオからHDに落としました。
改めて動く左近を見て「ああ、やっぱりかっこいいなぁ」と思いました。
今度のお話は、どんな左近なのでしょうね(*^o^*)
おはようございます。
動く左近、やっぱり格好いいですよね。今日はお休みなので観てみようかな、と思っています。
ますます左近ラブになってしまいそうです(●´艸`)ヾ