くつろいだ雰囲気の中、綾女はひとりでゆったりと音楽を聴いていた。左近は夕食後すぐに自分の部屋にこもり、仕事をしている。
「私がいるときは仕事をしないのに、珍しいわね」
「気持ちがのっているんだ。徹夜になるかもしれないな」
「そう…」
「寂しいのか?」
不意に綾女は唇を奪われた。風のように左近は部屋に入っていった。
「ふう・・」
綾女はヘッドホンを外し足をもじもじした。何となく寒い。時計を見るともう12時になろうとしていた。
「左近、まだ仕事しているのかな」
そっと部屋を覗くと明かりが消えていた。
「あれ?もう寝たのかな」
寝室に行くともう左近は布団に入っていた。綾女が布団に入ると、待っていたように抱きしめてきた。
「こんなに冷えて」
「左近、あったかいね…今日はもう寝るの?」
「まだ寝ないよ」
「え、だってもう布団の中・・あ・・」
「寂しそうだったからな。綾女といる時はそばにいることにした」
「でも、気持ちが乗っているって」
「その分はもう書いた。今は綾女といたいんだ」
左近の手がやさしく綾女の身体に触れている。やがて綾女の身体に火がともり、昨晩と同じように甘い声をあげることになってしまった。
- 時を超えた絆
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