「炎情」は、妖刀伝二次小説サイトです。 綾女と左近の、本編でのあの別れに納得できなくて、色々な妄想を膨らませ、ちりばめています。

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蓬莱洞の奇跡4

朝方は冷え込んだ。綾女は左近にしっかり抱きしめられ、寒さ知らずだった。
「左近てあったかいのね」
お互いのぬくもりは心地よい。
綾女はゆっくり起き上がった。夕べはだけられた胸元にしっかり赤い印がついている。身だしなみを整えていると、左近も起きたようだ。
「ああ、おはよう…」
「おはよう…」
後ろから左近に抱き締められ、うなじに軽くキスされた。
「綾女はいい匂いがするな」
「あ、あの、バスの時間、何時だっけ」
左近の腕を振りほどくように綾女は逃げた。ドキドキがおさまらない。左近はこんなに甘えるのだろうか。
「バス、ああ、支度しなきゃな。軽く食べよう」
夕食で残ったスープを温め、ホットサンドを焼いて朝食を済ませた。すっかりいつもの左近に戻っており、綾女はやっと落ち着いた。テントを片付け、ザックにまとめる。背負おうとすると左近がザックを持ってくれた。
「ありがとう」
「どういたしまして」
腕を通してベルトを締める。蓬莱洞を出てバス停に向かう。
「朝はやっぱり冷えたね。温泉であったまろうね」
「そうだな」
バスで白川郷に向かい、日帰り温泉の受付をした。

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