「炎情」は、妖刀伝二次小説サイトです。 綾女と左近の、本編でのあの別れに納得できなくて、色々な妄想を膨らませ、ちりばめています。
深夜。俺は空を見上げた。欠けた月、空を横切る巨大な箒星。もうすぐ影忍どもが来る。俺はここ、二王門で迎え撃つ。あいつは知らないんだろうな。俺ももとは人間…
またあの夢を見た。大好きだった人が亡くなっていく夢。いつもより薄暗い部屋は、外が雨模様なことを物語っている。「・・・」無言のため息。雨の日にこんな夢を見…
朝の日課。綾女が佳代の店を訪れている時。「この間の佳代さんのお式、すごく良かったわよ」「綾女さんも挙げたらいいのに」佳代は言いながら、お気に入りのカ…
「ようこそ。喜平次です」現れたのはスーツをきちっと着こなした男性。長い金髪をひとくくりにしている。いわゆる、イケメン。「綾女さんですね。背は170cm。…
「私が表紙に?」話が決まったとたん、綾女は蘭丸たちの計画に呑まれていった。左近とふたり、にわかモデルになって各結婚情報誌の表紙や広告に掲載されていった。…
翌日。やや遅めに綾女が佳代の店に現れた。「おはよう・・」カウンターに座るなり、綾女はこてんと寝てしまった。うなじに見えるのは、ふたつみっつの紅い華。…
ここは「妖刀伝」収録現場です。皆さんがご存知の妖刀伝はすでに収録し終わり、今は「外伝」を収録中。本編に出てきたシーンも所々重なりつつ、主人公ふたりのその後を…
夜中に綾女は、見知った気配に安堵を覚えた。「左近」「ああ」綾女の布団にもぐりこむ左近。綾女は体を摺り寄せた。「・・・ってこれ、やるんですか?」左近は狂…
ひとつ寝返りを打って、綾女は目を覚ました。「あれ?夢?」隣にも誰もおらず、綾女は不安に思った。「左近、いるの?」床に脱ぎ捨ててあったバスローブで肌を隠し…
体が震える。月を見ると、あのときのことが鮮明に思い出され、嗚咽が漏れる。「左近」呼べば応えてくれた風も、今はない。「左近?誰?」まどろんでいたと思って…
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