「炎情」は、妖刀伝二次小説サイトです。 綾女と左近の、本編でのあの別れに納得できなくて、色々な妄想を膨らませ、ちりばめています。

  1. あの時代
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俺だって・・!

「?」
足元に髪を結う紐が落ちていた。綾女様のものだ。ラメが編みこまれているそれは、今の季節にふさわしく涼しげな青い色をしている。左近様が気に入っていた・・・。
「はぁ〜〜」
ここで起こった出来事が手に取るようにわかり、俺はため息をついた。
・・左近様に贈られた髪結い紐をつけた綾女様。似合っていると言われて頬を染めて照れる。その様がかわいくて左近様は綾女様を抱きしめ、だんだん抑制が効かなくなって綾女様を抱き上げ、お部屋に・・・。
綾女様がどんな仕草をしても、左近様のツボにはまってしまうほど、左近様は綾女様に惚れ込んでいるからなぁ。
今行くのは野暮というもの。しばらくたったら持って行こう。
いつ頃からかなぁ。左近様が変わったのは。
俺は左近様に憧れていつも一緒について回っていた。だって、背が高くてかっこよくって剣の腕が立つなんて、誰でも憧れるものだ。簡単に本心を見せることはないが、ふと笑顔を見せてくれたり労わってくれると嬉しくて、左近様のためなら何でもする気持ちでいっぱいになった。
男性にこういうのもなんだけど、左近様はクールビューティーだ。熱くなることなくさっぱりと鮮やかに物事を済ませる。女性に対しても黙っていても寄って来るから本能を満たすだけで後腐れなかった。
それが安土襲撃後から、お互いに想いが通じ合ったんだろう。会うたびに綾女様はしっとりと美しくなって、俺もドキドキしてしまう。左近様は綾女様に関しては熱くなっているし、独占欲も相当のものだ。今までフラッといなくなることも多かったが、必ず綾女様とともにいる。
ふたりが一緒にいるときは、たいてい綾女様の切ないような甘い吐息が聞こえてくるんだけどさ。
ま、俺も年上の女性によく可愛がられるけど、ペットか?って思うことがあるぞ。
だいたい、この作品は女性キャラが少ないんだよな。
佳代様はしっとりと落ち着いた美女だけど龍馬様が惚れこんでいるし。綾女様は左近様が独占しているし。香我美は・・犯罪だろ?
は?桔梗?
あいつはダメダメ。綾女様〜〜♪ってついてまわって左近様の恋路を邪魔するんだから。今ではさすがに諦めたらしいがな。フフッ。
俺も恋したいな・・。
陣平、16歳。
で、紐の持ち主と贈り主は。
陣平が予想したとおりの展開になっていた。

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