綾女、お仕事中。
「うーん・・・つかまんない」
電話を片っ端からかけるが、なかなかお目当ての人が見つからない。スケジュールも差し迫っている。
「綾女、撮影は明日なんだぞ。まだ見つからないのか」
蘭丸が声をかけてくる。
「どうしよう・・」
言いながら見上げた綾女の目がきらりと光った。
「あらちょっと、蘭丸、あなた」
綾女の手が蘭丸の体を触る。綾女の香りがふと漂い、蘭丸は体が熱くなるのを感じた。
「綾女」
「いいわよ、蘭丸。理想的だわ、明日の撮影でどう?」
蘭丸は慌てて綾女から離れた。
「だ、だめだ、俺は明日は・・・」
「何も予定は入っていなかったわね。お願い」
綾女の瞳が蘭丸をとらえ、離さなかった。
「綾女・・さん?」
入ってきた佳代が一瞬足を止めた。それほどふたりの間には甘い雰囲気があった。
「どうした?」
左近と龍馬が顔を覗かせた。綾女がゆっくり振り向くと険しい顔の左近と目が合った。
「綾女、蘭丸・・」
今度は蘭丸の目が光った。
「左近、龍馬。綾女、このふたりだ」
蘭丸がふたりに駆け寄り、体を触る。
「なんだよ、気持ち悪いな」
綾女は左近に抱きついた。佳代に声をかけ、龍馬の体にも触る。
「見つかったわ・・・」
状況が飲み込めない左近と龍馬だった。
翌日。
タンクトップ姿の龍馬と左近が軽快なステップを踏んでいる。数人のカメラマンがさまざまなアングルからふたりを写す。
「俺の見立てどおりだな」
蘭丸が満足そうに呟いた。綾女も頷く。佳代はくすくす笑っている。
「こういうことだったのね。綾女さん、面白いこと思いつくのね」
「ごめんね、佳代さん。龍馬さんまで引っ張り込んでしまって」
「いいのよ。龍馬も嬉しそうだし、私もあんな姿見られておもしろいもの」
左近と龍馬、汗も輝かせながらカメラに納まり、雑誌の記事に載った。
- 現代版
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こんにちわ、おりぼんです。
あにょー、紅梅さん?
何やってるんスか?面白いですけど(笑
こんばんは。
左近と蘭丸は細マッチョ、龍馬はマッチョだなと思いまして。
どちらがお好みですか?