「炎情」は、妖刀伝二次小説サイトです。 綾女と左近の、本編でのあの別れに納得できなくて、色々な妄想を膨らませ、ちりばめています。

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再会7

綾女が作ってきたものは、サンドイッチだった。熱いコーヒーもある。「ありがとう」左近が口に入れたとたん、綾女が言った。「初めて作ったから、あんまり自信はな…

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再会8

鬱陶しい梅雨が明け、眩しいくらいの太陽が輝く夏。ゴールデンレトリーバーだった信長は、蘭丸の手によりラブラドールのように毛を刈り込まれてしまっている。見るから…

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再会9

安土に初雪が舞う日。「ちょっと、またー!」綾女の部屋のエアコンがまた壊れた。犯人は蘭丸。もちろん直し方も知っている。「なんだ綾女、また壊したのか」すっか…

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再会10

その晩。左近の部屋のバスルームで綾女はひそかに息をついた。もしかして・・たぶん・・おそらく・・・。期待と不安が入り混じり、綾女を落ち着かなくさせている。あ…

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大奥1

ところは江戸。ここにひとりの将軍がいる。「あーあ、暇だなぁ」平和な世の中、その将軍は武芸に秀で、そのうえ頭脳明晰、容姿端麗ときている。若いながらも老中の…

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大奥2

江戸に戻ると左近は陣平に言った。「正室を決めた。高遠藩主の娘、綾女だ」他の老中のブーイングが高まる。「公家の姫を正室にするしきたりですぞ」「幕府と公家を…

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大奥3

奥泊まりは禁忌事項がない限り毎晩行われた。仕切りの外で一切を耳にするお役目のお清の方は、毎日上司に報告する。そして決まって言うのだった。「私はもうそのお役…

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大奥4

それから10年。左近と綾女の間にはほぼ毎年のように子が生まれた。10年たっても左近、綾女ともども若々しくはつらつとしている。左近は側室を持たず綾女一筋で通…

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大奥5

体力の消耗と出血過多、さらに心臓の機能がだいぶ弱っていた。綾女は眠り続けている。「11人の子を成したのです。体には大変な負担がかかっていたのでしょう」姉川…

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大奥6

それから綾女は歩きまわることはしなくなり、調子のよい日は縁側まで出て柱につかまりながら立っていたり、脇息にもたれていたりしていた。子供たちもかわるがわる訪れて…

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妖刀絵巻6

朝晩がすっかり涼しくなった秋の夜。左近は久しぶりに綾女と顔を合わせた。御所への御用伺いが立て続けにあり、3ヶ月ぶりにゆっくりと綾女に会うことができた。「な…

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コーヒーブレイク2

左近と綾女が出会ったのは、佳代の喫茶店だった。開店祝いの手伝いをしていた佳代の友人綾女と、龍馬の友人の左近が出会ったのだった。綾女に一目惚れしてしまった左近は…

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大奥6

それから綾女は歩きまわることはしなくなり、調子のよい日は縁側まで出て柱につかまりながら立っていたり、脇息にもたれていたりしていた。子供たちもかわるがわる訪れて…

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再会8

鬱陶しい梅雨が明け、眩しいくらいの太陽が輝く夏。ゴールデンレトリーバーだった信長は、蘭丸の手によりラブラドールのように毛を刈り込まれてしまっている。見るから…

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再会6

6月15日。梅雨の真っ盛り。毎年この日は左近の体調が最悪になる。左脇腹の痛みが強いのだ。龍馬も左の顔面が神経痛のようになる。蘭丸はみぞおちを痛がる。信長…

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再会2

その日はそれからふたり、若い男女のカップルが入居した。佳代たちの店が少し大きくなったので、住み込みのアルバイトを雇ったのだ。「わぁ、オープンテラスもできますね…

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妖刀絵巻5

綾女と出会う前、左近はほとんど毎晩あちこちの姫君のもとを渡り歩いていた。その整った顔立ち、甘い声、逞しい体、話術の巧みさに姫たちは虜になった。それが綾女と出…

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妖刀絵巻4

「今月は当宿が多くなる。お前に寂しい思いをさせるな」人形遊びをしていた綾女が、左近を振り向く。「とのい?」「ああ。御所に泊まるお役目だ」そろそろ10歳頃…

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妖刀絵巻2

綾女の成長は早い。屋敷に連れてきた時には、やっと首が座る赤ん坊だったが、桜が散る頃にはものすごい勢いではいはいをしている。左近が帰宅すると真っ先に迎えに行く…

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