「炎情」は、妖刀伝二次小説サイトです。 綾女と左近の、本編でのあの別れに納得できなくて、色々な妄想を膨らませ、ちりばめています。

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ずっとそばにいたい1

憧れの人。けして結ばれない、結ばれてはいけない人。けれどそれゆえに恋心は募る。左近は幼い頃、姉とともに日向の里に置き去りにされた子だった。左近はまだ乳飲…

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ずっとそばにいたい2

姉とはこのようなやさしい人だったのだろうか。鍛錬で疲れて帰ると、春香はいつもやさしく出迎えてくれた。「おかえり。お腹がすいたでしょう」「汗かいたでしょう、…

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ずっとそばにいたい3

青年になった左近。背が高く容姿端麗、剣の腕も里で一、二を争うほどになった。それほどの左近を里の娘たちは放ってはおかない。「左近様ー」毎日黄色い声が飛び交う。…

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ずっとそばにいたい4

「左近?どうした」ぼんやりと考え事をしている左近を珍しく思ってか、綾女が声をかけてきた。「あ?ああ・・」綾女は左近をじっと見つめた。時々左近は綾女を見てい…

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ずっとそばにいたい5

「綾女、ここにいたのか」左近が湯の中に入ってきた。綾女は身を起こし、左近から逃げるように湯から上がろうとした。「待て」綾女の手首を左近がつかんだ。「離せ…

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ずっとそばにいたい6

気づかれていた。左近は答えることができなかった。綾女の顔が悲しそうにゆがんだ。「そのとおりなんだな」綾女の頬を涙が伝った。「私は・・綾女というひとりの人…

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ずっとそばにいたい7

「左近か」答えはなく、すっと左近が入ってきた。いつもの自信過剰な態度はなく、うなだれているようにも見える。「どがいしたがじゃ」「おぬしと酒でも飲もうかと…

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ずっとそばにいたい8

左近は部屋の外で綾女の気配を感じた。「いるのか?」真っ暗な部屋に月明かりが射し込んでいる。かすかに衣擦れの音がした。「綾女、すまなかった」そっと抱く。忍…

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瞳に映る人1

丸い月。天空を二分する巨大な彗星。焦げた臭いが立ちこめる、城跡。綾女は呆然と立ちすくんでいた。地面に横たわるふたり、左近と蘭丸。左近はかろうじて息はし…

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大奥4

それから10年。左近と綾女の間にはほぼ毎年のように子が生まれた。10年たっても左近、綾女ともども若々しくはつらつとしている。左近は側室を持たず綾女一筋で通…

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再会8

鬱陶しい梅雨が明け、眩しいくらいの太陽が輝く夏。ゴールデンレトリーバーだった信長は、蘭丸の手によりラブラドールのように毛を刈り込まれてしまっている。見るから…

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それでも愛している4

一度心停止したものの、綾女はすぐに意識を取り戻した。しかし予断は許されず、ICUに入った。「出産で心臓が一度止まりました。経過を見ます」医師は左近にそう告げ…

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