「炎情」は、妖刀伝二次小説サイトです。 綾女と左近の、本編でのあの別れに納得できなくて、色々な妄想を膨らませ、ちりばめています。
綾女は体の痛みとだるさを感じ、目を覚ます。下腹部に鈍痛が走る。何も身につけていないことに気づき、綾女は散らばっていた夜着をそっとたぐり寄せて羽織った。そば…
鏡に映る綾女は、昨日とは変わって艶やかである。一緒に食事をとる姿も仲睦まじく、時おり交わす視線も、そばにいる者が微笑ましく思えるほどになっていた。「左近、雪…
辺りはとても静かだった。天空に浮かぶ丸い月を見上げているのは、綾女。隣に横たわっているのは左近。2人とも小さい傷なら数多くあるが、命にかかわるような怪我は…
夏の暑い夜。左近が数本のこよりを持ってきた。里の妖魔を退治したお礼にと、一晩だけ宿を借りることができた。そして里の子供が線香花火をくれたのだった。「左近に…
熱い・・・。痩せて見える左近の体は、思いのほかたくましく私をいやがおうにも抱いた。外は吹雪いているのに、重なる体は汗が滴り落ち、火照っている。隅々ま…
あたり一面が焦げ臭い。辛くも死を免れた綾女と左近。体に傷はあるが、深いものはない。「行こうか」「ああ」香澄、日向、葉隠、どこの里ももう存在しない…
左近が目覚めると、日はずいぶん高く上がっているようだった。「今のところ、あやかしの気配はないが・・・」「今のうちに少し動いておくか」2人はさらに山中…
翌日。家の中をきれいに掃除していると昨日の女性がやってきた。「おはよう。眠れた?あらあらピカピカに磨いちゃって。あのね、少しだけどご飯を持ってきたの」…
ぐっすりと眠った2人。翌日は雨だった。こんな日は外での作業ができない。「薬草は雨がやんだら採りに行ったらどうだ」「そうするしかないか」左近か…
ずっと引っかかっていることがある。左近は安土以来、思い出したかのように「夫婦」と言うが、綾女に向かってはっきりと言ってはいない。だから綾女もどう返したら…
綾女は翌朝、ゆっくりと目を覚ました。体中がだるい。のぼせと、体力の消耗が原因だった。家の中には左近の気配はなかった。もちろん、気配を消すのが綾女よりも上手…
左近の体力が落ち着くまで、数日ふたりは空き家に滞在した。妖刀が結界になり、誰も何物も近づいてこない。ふたりが静かに癒える空間だった。眠っている綾女を左近…
欠けた月が満月に戻る。地に横たわる左近は、もうこの世の人ではない。涙を拭いて、綾女は左近に唇を重ねた。まだ少し温かい。その温もりを失いたくなくて、綾女は…
山あいの香澄の里に、遅い春が訪れた。桜が満開になり、早く咲いた木からは早くも花びらが舞いはじめている。その若木の下に少女が立ち、花びらを見つめている。「誰?…
~その後・・・?~ (さらに…)…
共寝をした翌朝。愛おしさでいっぱいな左近は、ゆったりと深く綾女を愛した。綾女も心のたがを解き放ち、左近に甘えていた。ふたりとも満たされた気持ちで抱き合って眠…
左近は極秘で綾女と医師の診断を受けた。「何の心配もありません。おふたりとも健康でいつ子ができてもおかしくありませんよ」「だがこうして・・」左近の言葉をさえ…
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