「炎情」は、妖刀伝二次小説サイトです。 綾女と左近の、本編でのあの別れに納得できなくて、色々な妄想を膨らませ、ちりばめています。
夏、永伏山。ふたりは出会ってしまった。男装をしているが、その体つき、身のこなしには違和感があった。「綾之介」左近はもっと知りたいと綾女に声をかけるが、綾…
葉隠れの里近くで、左近と綾女はことごとく仕掛け罠にかかっていた。岩陰に入った綾女が地雷を踏み、左近の方に飛ばされた。「うわぁぁぁ!!」左近は自分の上に落ち…
左近が伊賀の里を出て行く。綾女はあとを追った。「お前の本当の名は…?」優しい声で左近が尋ねる。今まで触れたことがなかったのに、左近の手が綾女の頬、そして唇…
別れてから半年。綾女は吹雪の中、蓬莱洞にこもる左近のもとを訪れていた。「そうか、妖刀伝を聞いたか」「ああ」左近はじっと焚き火の炎を見つめていた。久しぶ…
6月15日。「左近・・・」地面に倒れている左近を綾女は気遣った。「綾女」いきなり腕をつかまれ、綾女は左近の隣に転がった。「何をする・・」「見ろ。月が…
桜が散り始める頃。左近は香澄の里を訪れていた。香澄の里長が代替わりしたため、日向の代行として挨拶に行ったのだ。新しい長、進之助は20代半ば。左近より10歳…
左近が日向に戻って数日。「お前に縁談の話だ」いきなり父親=日向の長が話を持ち出してきた。このような話は左近にとって初めてではない。15歳になった頃からいく…
「おはようございます、左近様」陣平が左近の姿を見つけ、近づいてきた。「ああ」左近よりふたつ下の少年は、キラキラした瞳をしている。「うっす、左近」「んだ…
髪をひとつに結い、忍び装束を着て綾女は日向の里を見下ろしていた。ここに嫁いで4年。綾女はのびのびと成長していた。「綾女。ここにいたのか」低く甘い声。忍び装…
それからというもの、左近は隙さえあれば綾女にキスをし、抱きしめていた。「もう、左近。だめ」綾女が照れて赤くなっていても、その腰を抱き寄せて唇を重ねる。慣れ…
綾女は翌朝、ゆっくりと目を覚ました。体中がだるい。のぼせと、体力の消耗が原因だった。家の中には左近の気配はなかった。もちろん、気配を消すのが綾女よりも上手…
左近の体力が落ち着くまで、数日ふたりは空き家に滞在した。妖刀が結界になり、誰も何物も近づいてこない。ふたりが静かに癒える空間だった。眠っている綾女を左近…
欠けた月が満月に戻る。地に横たわる左近は、もうこの世の人ではない。涙を拭いて、綾女は左近に唇を重ねた。まだ少し温かい。その温もりを失いたくなくて、綾女は…
山あいの香澄の里に、遅い春が訪れた。桜が満開になり、早く咲いた木からは早くも花びらが舞いはじめている。その若木の下に少女が立ち、花びらを見つめている。「誰?…
ずっと引っかかっていることがある。左近は安土以来、思い出したかのように「夫婦」と言うが、綾女に向かってはっきりと言ってはいない。だから綾女もどう返したら…
左近が目覚めると、日はずいぶん高く上がっているようだった。「今のところ、あやかしの気配はないが・・・」「今のうちに少し動いておくか」2人はさらに山中…
あたり一面が焦げ臭い。辛くも死を免れた綾女と左近。体に傷はあるが、深いものはない。「行こうか」「ああ」香澄、日向、葉隠、どこの里ももう存在しない…
~その後・・・?~ (さらに…)…
共寝をした翌朝。愛おしさでいっぱいな左近は、ゆったりと深く綾女を愛した。綾女も心のたがを解き放ち、左近に甘えていた。ふたりとも満たされた気持ちで抱き合って眠…
左近は極秘で綾女と医師の診断を受けた。「何の心配もありません。おふたりとも健康でいつ子ができてもおかしくありませんよ」「だがこうして・・」左近の言葉をさえ…
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