「炎情」は、妖刀伝二次小説サイトです。 綾女と左近の、本編でのあの別れに納得できなくて、色々な妄想を膨らませ、ちりばめています。
「わしごとやれいっ」龍馬が冥府魔道に飛び込む瞬間、左近と綾女の妖刀もすさまじい青い光を出した。まわりは封魔の光で目もくらむような明るさとなり、綾女は天主…
どのくらい倒れていたのだろうか。遠い意識の中、青い穏やかな光に守られていたような気がする。綾女ははっと飛び起きた。左近のそばに這い寄る。左近は目を閉じた…
綾女が5回目の薬湯を口移しで飲ませたあと、左近の目が開いた。「左近、気づいたか」目の前にいるのは綾女。涙ぐんだ目で左近を見ていた。「綾女?俺は…っ」…
明け方。傷も体力も回復したふたりは、短い朝寝を共にとっていた。初めての晩に3度も抱かれた綾女は疲れ切っていたが、左近は体のいいリハビリになり、固まってい…
山あいの香澄の里に、遅い春が訪れた。桜が満開になり、早く咲いた木からは早くも花びらが舞いはじめている。その若木の下に少女が立ち、花びらを見つめている。「誰?…
安土の戦いで、左近はひどい怪我を負い、綾女は妖魔の血を浴びた。妖刀の加護があるとはいえ、綾女が冒された妖魔の力は、次第に大きくなりつつある。「う…」…
安土の戦いからひと月。里もやっと落ち着きを取り戻せてきた。落ち着いてきたとはいえ、日に数回の巡回はまだ必要だった。そこここに妖魔が息をひそめている。左近…
それからさらにひと月たった。綾女と左近はともに行動し、毎日里に戻った。ともにいた方が妖魔を討つのに一人一人の力をより少なく、広範囲に使えた。それでも綾女…
欠けた月が満月に戻る。地に横たわる左近は、もうこの世の人ではない。涙を拭いて、綾女は左近に唇を重ねた。まだ少し温かい。その温もりを失いたくなくて、綾女は…
空き家に入る。住人は安土が燃える前に逃げたのだろう。衣類が少し残っていた。「お借りする」着ていた服を洗って干し、借りた衣類を着た。綾女は服の破れを繕った…
綾女は翌朝、ゆっくりと目を覚ました。体中がだるい。のぼせと、体力の消耗が原因だった。家の中には左近の気配はなかった。もちろん、気配を消すのが綾女よりも上手…
左近の体力が落ち着くまで、数日ふたりは空き家に滞在した。妖刀が結界になり、誰も何物も近づいてこない。ふたりが静かに癒える空間だった。眠っている綾女を左近…
ずっと引っかかっていることがある。左近は安土以来、思い出したかのように「夫婦」と言うが、綾女に向かってはっきりと言ってはいない。だから綾女もどう返したら…
左近が目覚めると、日はずいぶん高く上がっているようだった。「今のところ、あやかしの気配はないが・・・」「今のうちに少し動いておくか」2人はさらに山中…
あたり一面が焦げ臭い。辛くも死を免れた綾女と左近。体に傷はあるが、深いものはない。「行こうか」「ああ」香澄、日向、葉隠、どこの里ももう存在しない…
~その後・・・?~ (さらに…)…
共寝をした翌朝。愛おしさでいっぱいな左近は、ゆったりと深く綾女を愛した。綾女も心のたがを解き放ち、左近に甘えていた。ふたりとも満たされた気持ちで抱き合って眠…
左近は極秘で綾女と医師の診断を受けた。「何の心配もありません。おふたりとも健康でいつ子ができてもおかしくありませんよ」「だがこうして・・」左近の言葉をさえ…
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