「炎情」は、妖刀伝二次小説サイトです。 綾女と左近の、本編でのあの別れに納得できなくて、色々な妄想を膨らませ、ちりばめています。
翌晩。綾女が怒っている。「なぜ私の布団に左近が寝ているんだ」「いいではないか」「ああもう、枕だけはきっちり持ってきているんだな。どうして自分の部屋に行か…
朝日が昇る頃、綾女は目を覚ました。俺は綾女のそんな様をじっと見つめていた。「んん・・」少し身じろぎをして綾女が目を開ける。「眠れたか」綾女の真正面で俺が…
明かりがいらないくらいの月夜だった。いとも簡単に障子を外し、俺が部屋に入ると、綾女は布団の中で警戒心を強めた。「また来たのか」「夜這いに来た」綾…
甘い甘いまどろみの中。腕の中には綾女が眠る。しばしの幸せを、あやかしの気配が断ち切った。それは綾女も感じたようで、起き上がり、夜着を手早く着直す。「来た…
「龍馬殿、入るぞ」言われることはわかっていたが、話があると言われたからには来ずにいられなかった。「おう、左近か。入れ」龍馬は矛を磨いていたが、しまって左近…
綾女の手がさらさらと髪を梳いていく。久しぶりに綾女は鏡に向かい、櫛を通していた。部屋に入ろうとした俺は、障子の影からこっそり覗いていた。綾女はきゅっと高い…
その晩は静かだった。虫の声が日ごとに大きくなってくる。幾分夜も涼しくなってきた。続きはこちらからどうぞ…
妖魔の爪が左近を襲った。私は夢中で間に入り、そして怪我を負った。左近が看病してくれていたらしい。意地悪だけど優しい人。少なからず好意はあった。それはまだ恋と…
「静かだな・・」左近の言葉。「ああ、静かだ」綾女が左近を見下ろしたとき、すでにその目は閉じられていた。「左近・・・」涙があふれ出てくる。どうして、今に…
夜明け、左近の傷の手当は終わった。痛みに時々呻きはするが、意識は戻らない。綾女は左近の体を布団で温め続けた。「左近、今日はよい天気だ。セミがうるさいくらいだ…
綾女は翌朝、ゆっくりと目を覚ました。体中がだるい。のぼせと、体力の消耗が原因だった。家の中には左近の気配はなかった。もちろん、気配を消すのが綾女よりも上手…
左近の体力が落ち着くまで、数日ふたりは空き家に滞在した。妖刀が結界になり、誰も何物も近づいてこない。ふたりが静かに癒える空間だった。眠っている綾女を左近…
欠けた月が満月に戻る。地に横たわる左近は、もうこの世の人ではない。涙を拭いて、綾女は左近に唇を重ねた。まだ少し温かい。その温もりを失いたくなくて、綾女は…
山あいの香澄の里に、遅い春が訪れた。桜が満開になり、早く咲いた木からは早くも花びらが舞いはじめている。その若木の下に少女が立ち、花びらを見つめている。「誰?…
ずっと引っかかっていることがある。左近は安土以来、思い出したかのように「夫婦」と言うが、綾女に向かってはっきりと言ってはいない。だから綾女もどう返したら…
左近が目覚めると、日はずいぶん高く上がっているようだった。「今のところ、あやかしの気配はないが・・・」「今のうちに少し動いておくか」2人はさらに山中…
あたり一面が焦げ臭い。辛くも死を免れた綾女と左近。体に傷はあるが、深いものはない。「行こうか」「ああ」香澄、日向、葉隠、どこの里ももう存在しない…
~その後・・・?~ (さらに…)…
共寝をした翌朝。愛おしさでいっぱいな左近は、ゆったりと深く綾女を愛した。綾女も心のたがを解き放ち、左近に甘えていた。ふたりとも満たされた気持ちで抱き合って眠…
左近は極秘で綾女と医師の診断を受けた。「何の心配もありません。おふたりとも健康でいつ子ができてもおかしくありませんよ」「だがこうして・・」左近の言葉をさえ…
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