「炎情」は、妖刀伝二次小説サイトです。 綾女と左近の、本編でのあの別れに納得できなくて、色々な妄想を膨らませ、ちりばめています。
左近は綾女の部屋を聞いたものの、そこを訪れることはなかった。いつもならすぐに一夜をともにしてしまうのだが、探していた女性にめぐり会えた今、嬉しさが先にたってい…
部屋の電話が鳴る。モーニングコール・・?綾女はゆっくりと手を伸ばし、受話器をとった。「はい」「左近です」綾女はドキッとした。夕べのあの人。「はい」…
「私、あなたに会ったのは初めてだと思うんですが」綾女はこわごわと指輪を左近に返した。「そうでしょうか。私の名前を呼んだり、顔や仕草で何か・・」「左近」綾…
「洞窟・・」初めて会ったのに、どこかに埋もれていた記憶が蘇る。綾女の様子を左近は何も言わずに見守っていた。何だろう、この気持ち。とても左近が懐かしく思え…
左近はコーヒーを綾女に勧めた。そして自分が覚えていることをゆっくり話しはじめた。ずっと探している女性がいること、その女性が綾女だということ。「安土に行けば…
風景は変わらない。ふたりも手を握り合ったままだ。だが、ふたりの中に当時の記憶が急速に蘇る。「左近、私・・」悲鳴のような綾女の声。左近は綾女を抱きしめた。綾女…
その晩。綾女は左近の部屋にいた。「こんな感じ?」着替えた綾女が出てくる。コスプレまがいとも言うのか、蘭丸が左近の部屋に届けたものは、二組の忍び装束だった…
春うらら。朝日が射し込むベッドで、綾女は寝返りを打った。胸元には”左近人形”。可愛い寝顔で何ごとか呟く。目覚ましが鳴る。「うーん」眠そうに大きく伸び…
それからどのようにして家に帰ったか、綾女はほとんど覚えていなかった。左近の優しい笑顔がずっと頭を占めている。♪♪♪携帯が鳴る。「綾女、今出てこられる?」…
「桔梗は?あの子もファンなのに」「来るよ」「へー」綾女はふと入り口を見た。4人連れが姿を現した。「あ、桔梗がきたよ・・ええっ」綾女はまた固まってしまっ…
家に帰ると、父親が綾女をやさしく出迎えた。近くに住んでいる叔母の佳代も来ていた。「左近の父です。これは私の妹の佳代」「こんばんは、佳代です。左近から話を聞い…
ふと目をあげると夕焼けがきれいだった。綾女はベランダのサッシを開け、サンダルを履いて外に出た。「おいで、夕焼けがきれいよ」綾女に似た女の子が声に誘われ、歩…
家の窓から、安土の桜が見える。ここ数日暖かい日が続いたためか、遠目からもうっすらピンク色に染まって開花し始めていることが見てわかる。桜の時期といえど、朝晩の…
カラランッグラスの中の氷が音を立てた。「アイスコーヒー、もう1杯飲む?」食器を下げながら綾女が声をかける。「ああ、もらえるか」世間は今日…
梅雨の走りか、雨が多くなってきた。「左近、おはよう。うふふ」シャワーを浴びた俺に綾女が近寄ってきた。棒を見せる。「あ、これは」妊娠検査薬。しっか…
2時間の時が過ぎ、二人は白川郷を出た。綾女は格段に色気が増していたが、少しよたよたしていた。まわりの男どもが綾女を見る。「ねぇ、私の歩き方って変?見られ…
綾女は左近の手が好き。ひとまわり大きく、綾女の手をすっぽり包み込む。少し乾いた暖かい手。その手に引きこまれると、左近の体が綾女を包み込む。ホッとして安心できる場…
今朝は久しぶりの晴天。梅雨の晴れ間という奴だ。あの時と同じ季節。綾女が俺のもとを去ってから幾年たっただろうか。6月はジューンブライドとかで結婚式が立て続け…
別室で佳代は綾女の身体を見て息を呑んだ。打撲痕が数ヶ所もある。いずれも服に隠れて見えないところにあった。治りかけのものもあれば、つい最近ついたと思われるものま…
「ただいま」左近が帰ってきた。梓の顔が嬉しそうに輝き、玄関へ走っていく。「パパー!」「梓、ただいま。しばらく会わない間にちょっと重くなったな」左近は片腕…
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