「炎情」は、妖刀伝二次小説サイトです。 綾女と左近の、本編でのあの別れに納得できなくて、色々な妄想を膨らませ、ちりばめています。
綾女は佳代に連れられて病院に行った。佳代は気を使い、女性医師に診察を頼んだ。医師は淡々と診察をし、顔色も変えなかった。その態度に綾女は安心感を覚えた。「打…
俺は佳代の後ろから綾女の寝顔を見た。長い睫が印象的で、顔立ちは美人の部類に入る。「本当に、きれいな子よね・・。もったいない」ふっくらとした唇がかすかに開き…
綾女の予想は、悲しいほど当たっていた。「どいて・・どいてください」人ごみをかき分けた綾女が目にしたのは、燃え上がる我が家だった。「お・・お父さん!お父さん…
やがて綾女は、うちを出て一人暮らしをはじめた。一度に色々なことを経験したせいか、綾女はすっかり大人びて憂いのある女性に変貌していた。はじめにうちに来た時の怯…
今朝は久しぶりの晴天。梅雨の晴れ間という奴だ。あの時と同じ季節。綾女が俺のもとを去ってから幾年たっただろうか。6月はジューンブライドとかで結婚式が立て続け…
「雨宿り」の続編です。「左近、左近!左近てば!」声とともに頭を軽くつつかれた。「んだよ!うるさいな」「うるさいなじゃないでしょ」もう何度目だ…
「もう、左近たら」俺の嫉妬を感じ取った綾女はくすくす笑った。「何がおかしいんだ」俺は憮然とした。ビーチチェアの上でパーカーを羽織らせた手は綾女を抱くような…
シャワーから出て自分の部屋に戻ると、向かいの綾女の部屋が見えた。いつもカーテンを閉めているが、今日は開いている。しばらく見ていなかったが、俺は綾女の部屋を眺め…
海でのデート以来、俺は綾女が気になって仕方がなかった。勢いで一度だけ唇を重ねてしまったが、綾女は変わらない笑顔で俺に接してくる。まぁ、嫌われるよりはいいけど…
エプロンをつけた綾女が、うちの台所に立っている。リズムよく野菜が切られていき、鍋にポンポンと入れられる。「あとは煮込んで灰汁を取ってカレーを入れたら出来上が…
家に帰ると、父親が綾女をやさしく出迎えた。近くに住んでいる叔母の佳代も来ていた。「左近の父です。これは私の妹の佳代」「こんばんは、佳代です。左近から話を聞い…
ふと目をあげると夕焼けがきれいだった。綾女はベランダのサッシを開け、サンダルを履いて外に出た。「おいで、夕焼けがきれいよ」綾女に似た女の子が声に誘われ、歩…
家の窓から、安土の桜が見える。ここ数日暖かい日が続いたためか、遠目からもうっすらピンク色に染まって開花し始めていることが見てわかる。桜の時期といえど、朝晩の…
カラランッグラスの中の氷が音を立てた。「アイスコーヒー、もう1杯飲む?」食器を下げながら綾女が声をかける。「ああ、もらえるか」世間は今日…
梅雨の走りか、雨が多くなってきた。「左近、おはよう。うふふ」シャワーを浴びた俺に綾女が近寄ってきた。棒を見せる。「あ、これは」妊娠検査薬。しっか…
2時間の時が過ぎ、二人は白川郷を出た。綾女は格段に色気が増していたが、少しよたよたしていた。まわりの男どもが綾女を見る。「ねぇ、私の歩き方って変?見られ…
綾女は左近の手が好き。ひとまわり大きく、綾女の手をすっぽり包み込む。少し乾いた暖かい手。その手に引きこまれると、左近の体が綾女を包み込む。ホッとして安心できる場…
別室で佳代は綾女の身体を見て息を呑んだ。打撲痕が数ヶ所もある。いずれも服に隠れて見えないところにあった。治りかけのものもあれば、つい最近ついたと思われるものま…
「ただいま」左近が帰ってきた。梓の顔が嬉しそうに輝き、玄関へ走っていく。「パパー!」「梓、ただいま。しばらく会わない間にちょっと重くなったな」左近は片腕…
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