「炎情」は、妖刀伝二次小説サイトです。 綾女と左近の、本編でのあの別れに納得できなくて、色々な妄想を膨らませ、ちりばめています。
綾女、お仕事中。「うーん・・・つかまんない」電話を片っ端からかけるが、なかなかお目当ての人が見つからない。スケジュールも差し迫っている。「綾女、撮影…
重く暗い世界。自ら開いた冥府魔道に、俺は呑まれた。妖星に還ることもできず、ただ闇の中をさすらい続けた。呑まれる直前に見た、あの影忍の顔が忘れられなかった。…
「綾女」低くて甘い声が私を呼ぶ。「あ、左近、こっちよ」人ごみの中で背の高い男性を見つけて、私は手を振った。「待ったか?」「ううん、ぜんぜん。…
軽やかで繊細な音が響く。いつものように佳代の店に行った綾女は、BGMとして流れる音に聞き入った。「これ、いい曲ね」「リストの愛の夢よ」カップにコーヒーを…
それから1か月。仕事をしながらピアノのレッスンを進める綾女。防音工事はしていないが、もともと自宅の周りには何もない。よほどの深夜でなければ、常識的な時間内で…
いいかっこしいの左近。やはり左手に痛みがある。いつも左手に湿布が貼られている。「やっぱり無理したか」綾女にいいところを見せようと、バイオリンを猛練習し腱鞘…
今日は朝早くから左近がいない。綾女は伸び伸びとしていた。休みが重なり、外は雨。思い切り自分らしく過ごせそうだった。いつも通りに家事を済ませ、夕飯の支度まで…
所は新宿東口。仕事を終えて、左近はこれから友達と会う約束をしていた。立っているだけで女性の視線が熱い。左近は少しため息をついた。その女性たちが悲鳴とともにいな…
左近の秘密。「俺には秘密なんてないぞ」そういう奴に限って、色々隠したがるものだ。俺は蘭丸。綾女が知らない左近の秘密を暴露お披露目しよう。まずは外…
左近の愛の形から 続編安土駅に降り立った左近。431年前の出来事があってから、左近は意図的にこの地を避けてきた。この地、安土は左近が死んだ場所。そし…
家に帰ると、父親が綾女をやさしく出迎えた。近くに住んでいる叔母の佳代も来ていた。「左近の父です。これは私の妹の佳代」「こんばんは、佳代です。左近から話を聞い…
ふと目をあげると夕焼けがきれいだった。綾女はベランダのサッシを開け、サンダルを履いて外に出た。「おいで、夕焼けがきれいよ」綾女に似た女の子が声に誘われ、歩…
家の窓から、安土の桜が見える。ここ数日暖かい日が続いたためか、遠目からもうっすらピンク色に染まって開花し始めていることが見てわかる。桜の時期といえど、朝晩の…
カラランッグラスの中の氷が音を立てた。「アイスコーヒー、もう1杯飲む?」食器を下げながら綾女が声をかける。「ああ、もらえるか」世間は今日…
梅雨の走りか、雨が多くなってきた。「左近、おはよう。うふふ」シャワーを浴びた俺に綾女が近寄ってきた。棒を見せる。「あ、これは」妊娠検査薬。しっか…
2時間の時が過ぎ、二人は白川郷を出た。綾女は格段に色気が増していたが、少しよたよたしていた。まわりの男どもが綾女を見る。「ねぇ、私の歩き方って変?見られ…
綾女は左近の手が好き。ひとまわり大きく、綾女の手をすっぽり包み込む。少し乾いた暖かい手。その手に引きこまれると、左近の体が綾女を包み込む。ホッとして安心できる場…
今朝は久しぶりの晴天。梅雨の晴れ間という奴だ。あの時と同じ季節。綾女が俺のもとを去ってから幾年たっただろうか。6月はジューンブライドとかで結婚式が立て続け…
別室で佳代は綾女の身体を見て息を呑んだ。打撲痕が数ヶ所もある。いずれも服に隠れて見えないところにあった。治りかけのものもあれば、つい最近ついたと思われるものま…
「ただいま」左近が帰ってきた。梓の顔が嬉しそうに輝き、玄関へ走っていく。「パパー!」「梓、ただいま。しばらく会わない間にちょっと重くなったな」左近は片腕…
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