「炎情」は、妖刀伝二次小説サイトです。 綾女と左近の、本編でのあの別れに納得できなくて、色々な妄想を膨らませ、ちりばめています。

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蜜1…の続き

心が高ぶるままに、左近は綾女を我が物にした。
はじめのうちは抵抗していた綾女だが、男の力に敵うはずもなく、不本意ながら左近を受け入れた。左近の体が熱くなるにつれ、綾女は何も言わず、ただただ涙を流し続けていた。涙を流す人形のように、左近の動きに合わせて体を揺らしているだけだった。
やがて体を離した左近に一言。
「これで満足か」
氷のように冷えた言葉を投げかけ、ぎこちなく体を起こして着衣し、綾女は左近のもとを去った。
外は雨。顔に叩きつける雨と、綾女の涙が混ざっていた。
汗をかいた肌が不快に湿り気を帯びていた。左近を襲うけだるい疲れ。だが心は綾女の最後の言葉で空虚だった。
「俺は・・」
散らせた華を思い起こし、そっと心の中で詫びていた。
綾女と別れて数ヶ月が過ぎた。
綾女への想いは日々募る。左近に同行し身の回りの世話をしている陣平も気の毒に思うほどであった。左近はけして語らないが、綾女との間に何があったかは、うすうす陣平も察しがついていた。そしてひそかに綾女を探していた。
「左近様」
「何だ」
「旅の方を一晩泊めてさしあげたいのですが」
野分の風がびょうびょうと吹きすさぶ夜。陣平は増水した川の近くにいた旅人に声をかけ、住まいに連れてきた。頭からずぶぬれ、泥だらけになった旅人はすっかり身体が冷え切り、震えていた。あまりにも惨めな様子を聞いて左近は承諾した。
「かたじけない」
震える声で旅人は礼を言った。
「さあ、まずは湯に入って温まってください。風邪をひいてしまいます・・」
「すまないな、陣平」
「あっ、綾女様・・っ」
「しっ」
制止され、陣平は言葉を飲み込んだ。そしてそのそばを離れると、綾女は身体の汚れを洗い流した。
なぜ来てしまったのだろう。断ろうと思えば断れたはずなのに。
綾女は思いをめぐらせる。すでに左近は自分の存在に気がついているはず。
湯から上がり、夜着に袖を通し、髪を梳く。
気配に振り返れば、そこには人の影が障子に映っていた。
「入るぞ」
声とともに影が部屋に忍び込んできた。ろうそくの明かりに照らされる綾女を見て、左近は驚いた。
「なんと・・」
この数ヶ月で女性らしさを増した綾女。仕草ひとつひとつに柔らかさがある。左近を見上げる瞳は左近を魅了した。
「久しぶりだな、左近」
「ああ・・」
言葉が交わされ、やっと左近は動くことができた。だが綾女から目を離せなかった。
「まさかこのような形で再会するとは思ってもいなかった。野分から逃れるうちに陣平に声をかけられた」
「そうだな」
平静な声で左近は応じるが、心は穏やかではない。すぐにも抱き寄せ、唇を重ねたい衝動と戦っていた。
「これから・・どこにいくのだ・・」
「まだ、決めていないが、案ずるな。明日の朝にはお暇する」
「行くな」
「え?」
「俺のそばにいてくれ」
言って左近は自分の心に気がついた。ああ、俺は綾女を愛している。もう離さない。体が動き、綾女をしっかりと抱きしめた。
「左近・・」
綾女は抵抗もせずにただ抱きしめられていた。左近の熱い体を感じると、あの時の怖さが急に蘇った。左近の胸に手をつき、体を離そうとする。
「いや、離せ!」
「だめだ」
左近の腕に力が入る。もう綾女は抜け出せなかった。しっかり抱かれていると綾女の腕が左近の胸から離れた。怖さがだんだん薄れていく。
なぜ・・?綾女は自分に問いかける。あんなに恐ろしい思いをした相手なのに。そっと左近を見上げると優しい瞳とぶつかった。
この人は・・変わったのかもしれない。そして多分、自分はこの人と・・。
吐息がごく近いところで触れ合った。
「いてほしい・・」
左近の呟きに綾女は目を閉じた。ゆっくりと左近の唇が重なる。熱く、柔らかい。はじめは軽く、だんだん熱を帯びてやがてふたりは舌を絡ませあっていた。


「ん・・ふぅ・・」
息をつかせぬほど左近は唇を吸い、舌を吸い、唾液を吸った。やがて糸を引いて唇が離れる。
「お前を・・抱いていいか・・」
左近の欲情にあふれた瞳に綾女は潤んだ瞳で答えた。頬、瞼、額に左近の口付けが落とされる。ひとつ落とされるたびに綾女は体が熱くなるのを感じていた。
「んっ」
首筋から鎖骨にかけ、左近の舌が這う。綾女は身体を震わせた。
「なぜ・・ここに来た?」
綾女は首を横に振った。
「わからない・・」
「俺がいるのを知っていただろう」
夜着の襟が広げられ、あの時よりも整った乳房が現れた。白桃のような瑞々しさ。
シュル・・帯が左近の手によってほどかれ、綾女はとっさに胸元を隠した。
「知っていて、ここに?」
綾女の両腕をゆっくり広げる左近に、綾女はうなづいた。その姿のまましばし見つめあう。綾女は熱い滴がとろけるのを感じた。さらに開かれた胸元。左近の息が柔らかな丘の頂点に触れる。吐息に触れた蕾は見る見るうちに隆起していく。さらにもう片方。
「ああっ」
我慢できずに綾女は声をあげた。いったん堰を切ってしまうと、声は止め処もなくあふれる。身体の動きに合わせて豊かな乳房が揺れる。
「俺に会いたかったのか」
余裕たっぷりに左近が首筋に赤いしるしをいくつも散らした。そのたびに綾女は小さく震えた。夜着の裾から見える内腿にぬめりが光った。足をよじるたびにくちゅっと音が聞こえる。
「左近・・いや・・はぁんっ」
左近はゆっくりと、そして激しく乳首を唇と舌で愛撫する。もう片方は指で丁寧にこね、時折埋め込もうとする。指を離すとそれはさらに隆起し、左近を待つようだった。
左近が甘く噛むとともに綾女は腰を震わせ、声もなく達した。
広がった夜着に大きく染みが広がる。
「見せてみろ。ん?」
「いや・・恥ずかしい・・」
足を広げようとしない綾女。だが左近はゆっくりと割り広げた。淫靡な姿態があらわになる。
「ああん!」
溢れんばかりに蜜をたたえ、膝までしとどに濡れそぼリ、綾女は左近を待ちわびている。
「感じているんだな?」
綾女の顔が朱に染まる。同時に蜜がとろりと垂れ落ちる。左近の下帯の中は綾女を欲して止まない。肌が透けるほど下帯も濡れ、左近は手早く取り去った。開放されたそれは勢いよく左近の下腹部に届かんばかりに跳ね上がった。
「俺を、感じろ」
先端を綾女に擦り付け、ゆっくりと己を埋めていく。
「んあ・・・っああ・・ん・・っ」
初めてのときには感じなかった、満たされる思い。綾女は左近をすべて受け入れる。火傷しそうな綾女の中は、トロトロと左近を溶かすようだった。
「左近・・」
ふたりは唇を重ねる。そのまま左近は腰を動かし、綾女をじっくり味わう。綾女は足を左近の腰に絡める。自分でも思いもよらない行動に綾女は頬を染めるが、もう止まらなかった。
「会いたかった・・左近に会いたくて・・来た」
蕩けきった甘い声で綾女は左近の耳元で囁く。
「俺もだ・・綾女、会いたくて・・たまらなかった」
腰の動きが激しくなる。大きく何度か抜き差しを繰り返し、最後に奥まで突き上げると、綾女は声にならない声をあげて左近を締め上げた。
「綾女ぇ・・!」
左近の熱い思いが綾女の中を隅々まで満たす。
「熱い・・」
綾女は左近の思いを熱として感じ取り、再び達する。
それから何度となく左近は綾女を満たした。

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