左近の厚い胸の中で綾女はゆっくり目を開けた。そっと目を上げると、端正な顔立ちが身近に目に入った。
切ないほどの表情で先ほどまで綾女を愛していた左近。何度肌を重ねたことだろう。
ほんの数日前・・・
庭先でいきなり唇を奪われた。急なことでとっさに押しのけようとする綾女の細い腕を、左近は簡単につかみ、さらに深く唇を合わせてきた。
息もつかせぬ激しい唇の愛撫に、綾女はうっとりと目を閉じてしまった。
その時はそれで終わったが・・・。
いつかこうなると思ってはいたが、初めて肌を合わせる感覚に綾女は怯えていた。
そんな綾女を左近はいたわるようにゆっくりとことを進めた。熱い左近の身体に綾女はこわごわと腕を伸ばす。密着感が高まり頬を染めた綾女に、左近は嬉しそうに綾女の黒い髪に顔をうずめた。硬さを残す蕾。それが左近によって徐々に花開かれていく。
痛みとともに左近を受け入れた綾女は、涙を流しながら必死に耐えた。やがて大きな波を綾女は感じ、意識を手放す。同時に左近は想いのたけを綾女に注ぎ込んだ。
それから毎晩のように左近に愛される。いつの間にか綾女の肌はしっとりときめ細かくなり、少しのことでも潤う身体に変わっていった。この頃は受け入れるときも痛みはなくなり、代わって痺れるような感覚も覚えるようになった。
指折り数えて綾女は気づく。
まだ5日ほどしかたっていないのに、この充足感。肌を重ねた回数はさらに多い。朝まで愛されることも珍しくない。心も身体も満たされ、綾女はもう一度左近の胸に顔をうずめた。
左近の長い指が綾女の髪をすく。嬉しそうに綾女が頬をすり寄せ、左近は綾女の上に覆いかぶさった。綾女はうっとりと目を閉じ、甘い吐息を漏らす。左近が吐息を吸い、熱い身体を押しつけた。すでに潤い、蜜がこぼれるそこに左近は潜っていき、ゆっくりと律動をはじめた。
愛し合うたびにふたりのつながりは深まる。
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蜜2…の続き
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