「炎情」は、妖刀伝二次小説サイトです。 綾女と左近の、本編でのあの別れに納得できなくて、色々な妄想を膨らませ、ちりばめています。

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本当の気持ち26…の続き

綾女は息を整えながらぼんやり思った。
左近は思いのたけをぶつけることがある。
体が慣れてきたとはいえ、そんな時は痛みさえ感じる。
今晩の左近はそうだった。
何度も想いを注ぎ込み、愛を貪っているようだった。
「左近」
激しく愛された体はけだるい。ゆっくりと身を起こし、左近のほうを向いた。
「なんだ」
夜着を羽織っているだけの左近は、額にうっすらと汗をかき、縁側近くの柱にもたれかかって月を見ていた。見慣れているはずの綾女もつい見とれてしまうほどの顔だった。
「なにか、あったのか?」
綾女が傍に寄った。左近がゆっくり抱き寄せた。
「ときどき、お前を失いそうで怖くなることがある。済まなかったな、痛かったか?」
優しい声、優しい瞳。綾女は首を振った。
「左近だから、いい」
左近は笑うと、綾女に唇を重ねた。
「んふぅん・・・」
綾女から甘いささやきが漏れる。
「綾女、その声はだめだ。俺以外に聞かせるな。その笑顔も俺だけのものだ。心も、体も、すべて俺だけのものだ」
左近は綾女をゆっくり押し倒した。新たに唇で愛の証を刻んでいく。
「私も、左近と一緒。ずっとあなただけ・・ああんっ」
何度も愛され、とろけきっている泉に左近が入る。今までにない優しさで綾女を愛していく。綾女が敏感に感じるところを知り尽くしている左近は、次々に攻めていき、綾女を何度も高みに追いやる。自分は寸前で引き戻り、長く快楽を味わっている。
乱れて左近を求める綾女。
「ああ、もうだめ、私っ」
「まだだ、まだいくな、もっとお前を味わいたい」
左近が育て上げた見事な肢体をくねらせ、綾女は悶える。哀願する瞳。
「イカセテ・・・」
そう訴えていた。綾女はもう耐え切れなかった。左近の息がかかるだけで腰がうねってしまう。左近は耐えに耐えていた甘美なものが堰を切りそうになっているのを感じた。
「綾女、いくぞ」
大きく腰を打ち付けると綾女の体が震える。手が夜具を掴み、綾女が頭を振るたびにさらさらと黒髪が動く。肉襞が締まり始め、左近は我慢できなくなった。
「左近、左近!」
「綾女っ」
熱く濃い左近の体液が綾女の中を染め上げる。綾女は肉襞ですべて飲み込もうとしていたが、あふれ出て綾女の内腿を伝った。左近は小さく突き上げ、すべて放出した。しばらくそのままにしており、やがて勢いが萎えた己をそっと抜いた。
「左近」
綾女が呟く。綾女の腰はまだ少しぴくぴく動いていた。
左近は初めて満足していた。今までは何度しても常に足りない想いがあった。
綾女の想いと自分の想いがしっかり確認できた。
ずっとあなただけ
綾女もこの言葉を言ってから、初めて自分自身を解放できたと感じていた。

本当の気持ち・・完へ行く

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