「炎情」は、妖刀伝二次小説サイトです。 綾女と左近の、本編でのあの別れに納得できなくて、色々な妄想を膨らませ、ちりばめています。

  1. 132 view

蜜9…の続き

湯上りの肌を白い夜着に包み、綾女は髪を乾かしていた。
野宿を繰り返してきたが、里の配慮で久しぶりに布団で眠ることができる。
サラ・・・
包みの粉をひとつまみ、綾女はろうそくにくべてみた。甘い香りが立ち上る。
「麝香か」
いつの間にか戻ってきていた左近が、綾女を見下ろす。
香のせいか、綾女の頬がほんのりと染まり、目元も少し潤んでいる。その表情で綾女は左近を見上げた。
伸びた首筋は白く、その稜線は胸元まで続いている。左近の視線が舐めるように綾女の体を這う。
抱きしめると細い体が左近の胸元に納まってしまう。抗うこともなく、綾女はその身を左近に預けていた。
左近は黙って綾女をゆっくり押し倒す。綾女は少し怯えた顔で左近を見るが、何も言わない。
「お願い・・布団で・・」
かすかな綾女の声。左近は綾女を軽々と抱き上げると、布団に運んだ。左近と目が合うと、恥ずかしげに目をそらす。そんな綾女が可愛くて愛おしくて、左近は首筋に華を散らした。
次第に綾女の息が熱くなり、それと共に白磁のような肌が露にされていく。戒めを解いた胸元は左近の手に余るほどに豊かに実っている。その先の桜のような蕾を左近は丹念に舌と指とで愛撫する。
「だめ、私、恥ずかしいのに・・・」
「いいさ、存分に声を出せ」
綾女にとって、男に肌をさらすのは初めてのことであった。恥ずかしい気持ちでいっぱいだが、いつかこうなることを、心のどこかで願っていたかのように、綾女の体は喜んでいた。
左近だから・・?
綾女は自問する。そして是だと自分に返した。
途端、体が熱く火照り、声が出てしまった。
左近は綾女の反応ぶりに気をよくし、さらに官能を引き出すかのようにじっくりと攻め立てる。指をそっと這わせると、そこは蜜があふれて内腿まで濡らしていた。
「こんなに嬉しいのか」
指についたぬめりを綾女の前にさらし、口に含む。
「甘いな」
かぁぁっと顔を赤くした綾女。その綾女の口にも蜜を含ませた。ドクン、と体の芯が震え、ジュクッと蜜があふれるのがわかった。
「いやらしい・・」
「ん?」
「私、こんなになって、すごくいやらしい・・」
恥ずかしさと自己嫌悪感が綾女を支配していた。左近は優しくほぐすように指をかき回す。やっと指がおさまるかのような狭さ。だが熔けそうに熱いそこは、慣らされるにしたがってほぐれていく。そして綾女の心もほぐれていく。
「あ!」
中の一点を強めに押すと、綾女は一声あげて達してしまった。きつく締め上げるそこは指が痛いくらいだった。
女としての快楽。綾女ははじめてその快楽の大きさに飲み込まれた。ぴくぴくと体を震わせ、綾女はその気持ちよさに身を浸していた。
左近は下帯を外し、蜜を丹念にまぶすと押し当てた。
「そんな・・怖い」
綾女が怯えた顔で拒む。左近は綾女に唇を重ね、両手で胸元の快楽を呼び起こす。気を紛らわせながらゆっくり入り、やがてひとつに繋がった。
「んんー!!」
痛みに綾女から涙がこぼれる。左近はそのままじっとして動かず、綾女を抱きしめ、何度も唇を味わった。
「動くぞ」
やがて綾女の様子を見ながら左近が動き出した。引き攣れる痛みがあるものの、初めよりはずいぶん痛みも治まり、綾女の顔からは緊張の色が薄れていった。
「左近」
甘い声をあげながら綾女が言う。
「本当は、嬉しい・・・こうなって、嬉しい」
左近は綾女を抱きしめた。そのままゆっくり体を起こし、ふたりはより深く繋がる。
「んっ」
違う角度から大きく押し広げられ、綾女は一瞬眉を曇らせるが、すぐに快感がすりかわった。
「俺も・・こうなりたかった。お前が好きだ」
左近からの告白に、綾女は顔を赤らめる。
「私も、好き。左近だから、こうなりたかった」
それからのふたりは言葉を交わすことなく、行為に没頭していった。
やがて左近の熱を綾女が中で感じ、意識を飛ばしていった。
倒れている綾女。白い肌にいくつもつけられた、愛のしるし。そして注ぎ込まれた左近の証。綾女はとても幸せだった。
6月15日。
それはふたりが結ばれた日。

  • コメント: 0

HotLoveの最近記事

  1. 蓬莱洞の奇跡8…の続き

  2. 蓬莱洞の奇跡4…の続き

  3. 蜜16…の続き

  4. 芽生え8…の続き

  5. 芽生え6…の続き

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


HotLoveの記事一覧

HotLoveのアーカイブ

カテゴリー
アーカイブ