肌を合わせるとき、左近はいつも綾女の髪をほどく。それが引き金になり、綾女の体も応じてくる。
髪を結っていた紐を左近は綾女の手首に手早く巻きつける。
「なにを・・」
綾女は一瞬怯えた。このように拘束されるのは初めてだった。
「今宵は少々趣向を変えようと思ってな」
クールな表情に一点だけ、瞳だけが欲情に濡れている。
「外して・・」
夜着も脱ぎきれず、半裸の姿で綾女は左近に頼む。その姿が左近を刺激する。立ったまま後ろから綾女を抱きしめ、うなじや肩に次々と証を刻み込んだ。綾女の息がどんどん荒くなる。白磁の肌はうっすらと上気し、いつも以上に甘い香りを放っている。
「綾女、もうこんなに・・・」
左近が嬉しそうに耳元で囁くと、綾女は崩れ折れそうになった。
「まだ、だめだ」
綾女のふっくらした唇をいたぶるように愛していると、それだけで綾女は内腿に違和感を感じた。
蜜がとろけだし、内腿を伝い降りる。いったん溢れた蜜はいく筋も線を描いて綾女の足首まで達し、床を濡らした。
もうこんなになって・・・私ったら・・いやらしい・・
左近はまだ唇しか愛していないのに、綾女の体は達する寸前までに感じていた。
ようやく左近の手が綾女の夜着を開き、胸元をあらわにした。
「ほう、これは・・・」
左近がじっと見入る。濃く色づいた胸の頂はしっかりと立ち上がり、甘い匂いをかもし出している。左近は触れもせず、ただ見ていた。
「あ・・あ、左近・・」
たまらなくなって綾女が声を出す。
「ん?何だ?」
気づかないふりをして綾女を見る。綾女はもうとろけそうな顔で恥ずかしさをこらえ、哀願した。
「触って・・お願い」
「どこに?ここか?」
左近はわざと綾女の頬に指を滑らせる。綾女は激しく首を横に振った。
「意地悪・・」
頬に触れた左近の指を、綾女の涙が濡らした。左近はふっと微笑んだ。
「わかっているさ・・」
深く舌と舌を絡み合わせながら、左近は綾女の乳首を弄りだした。
「んっんーー!!」
左近の指が触れただけで、綾女は達した。腰が揺れ、蜜がさらに床を濡らす。左近は丹念に乳首を舌と指で弄っている。空いた手でさらに綾女の夜着を開き、そこがいつもより激しく濡れていることに気がついた。
トロトロと糸を引きながら床に滴り落ちる蜜。そして泉のふもとにあるふくらみは、すでに尖りきっており、左近の指が触れただけで綾女は再度達してしまった。
たまらん・・・
あまりの姿態に左近は己を一気に挿入した。溶けそうなほど熱い綾女の中は、左近を待ちかねていたようにゆっくりと締め上げる。立ったまま綾女の片足を抱え、左近はつい放出してしまった。
なんてことだ・・・俺がもたないなんて・・・
戯れに拘束してみたが、綾女も自分もこんなに早く達してしまうなんて・・・自分のことは誤算だった。だが、綾女のあまりの感じ方に興奮した自分もそこにいたわけだ。
左近は苦笑し、いったん己を抜いた。そして綾女を横たえ、手首の紐を外した。
「左近、私・・・」
身をよじりながら余韻に浸っている綾女。自ら身にまとわりついている夜着を脱ぎ、左近に抱きついた。いつもより”女”な綾女。左近の厚い胸板に自らの乳首をこすりつけ、腰を揺らす。
「今日の私、おかしいみたい・・もっと欲しいの・・」
左近の耳元で綾女が喘ぎながら囁く。放出したとはいえ、まだ硬度を保っているそれを綾女は握った。
「いい?」
そして腰に沈めていった。左近は綾女の胸を形が変わるほど揉みしだく。腰を突き上げ、綾女の中を思う存分堪能する。
「深・・っ」
甘い叫びを上げる綾女。綾女を押し倒し、うつ伏せにさせる。腰を高く持ち上げ、再度己を突き入れた。
「はぁぁん・・」
綾女の背が反り返り、黒髪が翻った。部屋中に響く水音、ふたりの熱い吐息、綾女の嬌声。なんという甘美の世界だろう。
「左近、だめ、私・・っ」
悲鳴を上げ、綾女の中が強く締まった。キュンキュンと幾度か収縮を繰り返し、やがて弛緩する。綾女は床に倒れ伏し、息を整えていた。左近は綾女を仰向けにする。
ふる・・。豊かな乳房が揺れ、それにも綾女は甘い声を出した。
「もっと欲しいだろ?」
綾女は恥ずかしそうに左近を見て、頷いた。左近は濡れて光る内股をゆっくり舐め上げた。先ほどの己の体液も零れ落ちている。ひくん、と綾女の体が動いた。新たな蜜がトロトロと湧いてくる。
「きりがないな」
「だって・・」
綾女の返事を待たずに、左近は唇を重ねた。初めて肌を合わせてからどのくらい体を重ねてきたことだろう。少女と女の表情をする綾女。いつも初々しい発見がある。そのつど違う身体で左近に応える綾女は、いつも新鮮だった。
俺は・・永遠に綾女を抱き続けたい・・
左近は綾女の太腿をしっかりと割り広げ、ゆっくりと己を沈めた。綾女が甘い声を出す。律動に合わせて綾女の形のよい乳房が揺れ、左近の目を楽しませる。深く浅く角度を変えて左近はたっぷりと楽しんでいた。
「ああっだめぇっ・・!」
綾女の一番甘い声とともに左近は最奥を突き、己を解き放った。それを搾り取るように綾女の中が吸い取っていく。最後の一滴まで放出したが、左近はそのまま綾女を抱いていた。
ふたりとも荒い呼吸がだんだんとおさまり、左近はやっと弛緩した己を抜いた。優しく綾女の唇を味わう。
「やや・・」
「ん?」
綾女は恥ずかしそうに再度呟いた。
「やや子・・できる?」
「そうだな」
答えた左近は急に実感が湧き、嬉しくなって綾女を抱きしめた。
- 167 view
蜜4…の続き
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。