左近の腕の中に抱かれているのはいつものこと。だが浴衣を着ていた。
「寝かせてくれたんだ・・・」
左近のこういう優しさに嬉しくなる。
そっと左近の腕をどかして水分を摂った。
時計を見ると夜中の2時。体が何となく酒の匂いがするような気がして、綾女はその身を露天風呂へ沈めた。肌をすべるお湯はとろとろとしていて気持ちがいい。
「風呂は短めにしておけよ」
左近が不意に入ってきた。これもいつものこと。
「飲みすぎちゃった・・・」
「うまい酒だったからな。あとに残らないし」
「うん、二日酔いみたいなことはないの」
夜中ということもあり、辺りは静かだ。他の離れはまったく見えない。だが、ふとした風の向きで嬌声がかすかに聞こえた。
「聞こえてもあれくらいか。中にいればまったく聞こえないだろう」
左近は確信した。
「綾女」
深いキスを何度もする。酒の匂いは消え、綾女の甘い香りが立ち上る。だが酔いが少し体の深部に残っており、それが体に火をつけた。綾女の体が見る見るうちに変わっていく。肌は上気し、乳房の先が固く尖り、そして潤いは増した。左近も体が熱くなり瞬く間に切っ先が綾女を求めはじめる。
「挿れるぞ」
後ろを向かせた綾女の中に埋め込んでいくと、綾女は嬉しそうに絡みついた。お湯ではないものがとろりと滴り落ちる。お湯ではない水音が大きく聞こえる。
「だめ、左近、私もう、だめぇっ」
ほんの数回往復しただけで綾女は左近を締めつけて達した。
「うぅっ!」
左近も我慢できず、綾女の中に放出してしまう。
お湯の中だとのぼせるため、体を拭いて布団の上に移る。
改めて丁寧に前戯を施すと綾女は体をビクビクさせて達した。すっかり紅潮した肌は女の色気をかもし出している。左近を丁寧に舐めはじめる綾女。ひと舐めごとに左近の欲望が質量を増していく。
「ねぇ、寝て」
言われるがままに左近が仰向けになると、綾女はゆっくりと腰を落としてすっかり埋めた。
「ああ、熱いよ」
腰をひねらせたり前後に動いて、綾女は味わっている。左近はたまらず突き上げた。何度となく突き上げ、綾女の甘い声とともに再度放出する。しばらく余韻に浸っていた綾女をそっと仰向けにし、真っ白な太ももを割り広げて間に自分の体を入れた。
体の揺れに合わせて、左近が育てあげた綾女の乳房が揺れる。
「左近、左近、もっと・・・」
最近の綾女は練れてきたのか奥を求める。セーブしてきた左近にとってはたやすいことだ。
キュキュキュと締めつけが始まってきた。左近は奥を何度も突き上げる。
「ああ、もう、だめ」
綾女が泣きそうな顔をしてシーツをぎゅっとつかむ。左近が綾女の中でさらに膨れた。
「ああっ」
「くぅっ」
同時に2人が達していく。3度目といっても左近の欲望はたっぷりと綾女の中に飲み込まれていった。
東の空はうっすらと明るくなっている。
しばしの朝寝をする2人だった。
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温泉2日目…の続き
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